サーファーに伝わる間違った情報

海森 寄与師老です。ちょっと吃驚しました。サーファーに伝わる、工具の間違った話です。基本はスポーツマンであって、工具のプロではないでしょうから、知らなくても当然ですが。

サーフボードにスケッグ(フィン)を取付け/取外し出来るシステムとしては、FCSとフューチャーは同じ工具で作業出来ます。一般的にサーフショップで売っている、《フィンキー》で作業していると思います。ところが工具としては4級品以下なので、《イモねじ》の穴と、《フィンキー》自体がナメてしまいますね。同じステンレス(JISにいうSUS316)のために、ナメ易くなるということもあるのでが、その理由については此処では割愛します。ちゃんとした工具があれば!とは誰もが思いますよね。

サーフボード製作自体は、今迄はアメリカ文化でしたので、寸法は、《ヤード・ポンド法》なんですよね。サーフボードサイズもフィート・インチ表記です。フィン取付けだけ、《メートル法》なハズがありません。当該の部分は、【3/32インチ】です。敢えて、《メートル法》で表記すると、【2.38・・・mm】となりますよ。メートル法(メトリック)の工具では合うモノはありません。

サーファーに伝わる工具の間違った話で、『スナップオンの2.5mmのボールポイントのヘクスは合う。さすがアメリカ製!』というものと、『安い2.5mmのヘクスレンチでも表面を磨けば使える!』というものです。これらの話だけでは、3点考察が足りません。

●スナップオンのヘクス(6角)レンチは、低精度の2流工具のスナップオン(値段は1流!)の中でも特に低精度で、3流工具です。さらに、【メトリック】(メートルねじ)工具は精度が低く4級工具です。オス工具の場合には、+公差は許容されませんから、精度が低い=-公差が大きい=小さい、となります。ボールポイント型は最大径部の呼称で、同じ工具メーカーでもストレート・エンド型より小さくなります。スナップオンのヘクスレンチは、メッキも悪く、母材も軟らかいです。精度が低い上に、6つ条件が重なり、呼称2.5mmサイズが入るのです。安いヘクスレンチでも表面を磨けば使える様になる、のも呼称より削って小さくしているのです。海モノを弄るのに使うのに、メッキが悪かったり、削ってしまっては、使い続けるのも困難ですね。ステンレス製の、《フィンキー》よりも更に酷い結末になるでしょうね。

●正しいサイズの工具では、スナップオンより遥かに良い工具があり、ヘクスレンチなら、PBかミトロイがおススメです。【3/32インチ】1本では、どちらも¥750程。スナップオンでも¥400程はしますから、これらを工具専門店で買ってください。取り寄せにはなると思いますけどね。イモねじだけでも¥200、フィンキーも¥300はしますから。フィン取付け/取外しをする毎に、イモねじをダメにしてしまう位なら、良い工具を買う方が結果、安上がりですよ。

●精度が低いという意味では、さすがアメリカ製です。使い方が逆です。

写真はサーフボードにフィンを取付けた状態。取付け部の黒丸をフィンボックスといい、此処でイモねじがネジ込める様になっていて、フィンの根本を押し付け、フィンをボードに固定します。

写真はフィン取付け用、イモねじです。ステンレス製(JISにいうSUS316)のため¥200と高いです。

写真はフィン取付け作業用、フィンキー。ステンレス製(JISにいうSUS316)のため¥300と高いです。

写真は私が使っているのと同じ、【ミトロイ】のインチサイズ・ヘクスレンチです。サーフィンだけでなら、【3/32インチ】1本だけで良いですよ。¥750程。精度も母材もメッキも、スナップオンより遥かに良い。良い工具はトルクがかけられます。かかり過ぎの心配がありますから、良いモノなら、あえて短いモノを選ぶべきです。

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