ちょと良い傘を買いましょうよね!

海森 寄与師老です。梅雨は明けてしまいましたが、梅雨以外でも降雨が多い国です。温帯モンスーン気候ですからね。ところで、嵐の度に問題にされる、【使い捨て傘】です。そんなつもりで作ってはいないし、使ってもいないハズ、でも、何時しか、【使い捨て傘】という単語は一般名詞になってしまいましたね。6~7,000万本/年も出荷されているとか。年で2人に1本捨ててることになります。1人を主人公にすれば1本/2年で捨てています。何となく辻褄が合っていると思える数字ですよね。

日本で1年間に出荷される傘はおよそ1億本で、その内、【使い捨て傘】は6~7割を占める巨大商品です。なぜこれほどの数の、【使い捨て傘】が売れてるのかは、【使い捨て傘】であって、長く使えないから。【使い捨て傘】は、直ぐ、骨が錆び、折れる。【使い捨て傘】市場を、抜本的、技術的、に纏め直す動きもある様ですが。では、今まで何をしていた?とモノを作る者として思います。モノを作るのにも様々な段階がありますが、仕様が悪いのは設計段階の話です。設計者の良心は何処へ?製造者責任はどう考えているのか?【Made in Japan】神話が過去のことに思われ始めたのはFTA非加盟だから、だけではなさそうです。生産が中国だから、は製造レベルの話ではないので、当てはまりません。

モノが悪いというだけでなく、嵐の度にゴミになってしまうことも問題だと思います。回収、処理も大変だと思いますが、嵐の最中には、風に舞って飛んで行く危険物体になります。くれぐれも、【使い捨て傘】がダメになっても、フィールドに捨て去るのは、お止めください。この部分、【駅弁】の過剰包装とも共通です。ですから、【駅そば】ですね。脱線しました。【直ぐに使い捨てにならない傘】の出現を待たずとも、高級傘を買えば、大事にしますね。高級傘の市場では、風で壊れない、をコンセプトに各社、開発競争に明け暮れています。消費者が嬉しいことには、開発競争をすることで、高級傘が低価格化し始めましたよね。壊れなくするために、別業種の技術を入れたからです。骨に釣竿の技術を導入したりと。

私も発注しました。工具購入でお世話になった【ファクトリーギア】様にお願いしましたよ。私はダブルネームのモノは好きではありませんが、場合によっては、自社ブランドだけのシングルネームの方が高いです。これらドイツのクニルプス(クニペックスではない)社製だと思われます。クニルプスのシングルネームより随分と安いですよね!買い!ですね。PB・バージョンとハゼット・バージョンの両方を発注しました。雨の日が楽しみですよね!

写真はPB・バージョンです。柄がドライバー(工具)と同じ。骨はCFRPです。小さいサイズです。強度を上げることと、柔軟構造にすることで、壊れない設計です。小サイズは保護機構のレイアウトが難しい。強度を上げる設計は正解だと思います。

写真はハゼット・バージョンです。柄はラチェットレンチ(工具)と同じ?骨はGFRPです。PB・バージョンより大きいサイズです。

写真はハゼット・バージョンが強風に煽られた再現で通常よりも開き方向に可動します。風の力が逃げて壊れません。大きい傘では強度を増してしまうと大きな力が発生します。保護機構で逃げる設計は正解だと思います。

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