’12年夏の熱海市は凄かったとか?!

海森 寄与師老です。昭和50年代の熱海市は凄かったですね!私はモーターサイクルの免許を取得し、伊豆半島ツーリングに度々出かけました。通過するだけでしたが、市内散歩の観光客の質が、房総半島と違う階層であったのは、16歳の小僧でも解りました。その後、斜陽となって行ったのは皆さんご存知の通り。宿泊客は’69年度の約530万人をピークに減少。バブル期に一時回復も、’07年度は約290万人に。ホテル・旅館も’80年の236軒からほぼ半分になったそうです。

しかし、’12年の夏、熱海市の観光客が増えたそうです。7月は宿泊客が2割近くも増加。原油高で、海外旅行や遠出が敬遠、首都圏から近く、東海道新幹線でアクセス出来る、手軽に海水浴や温泉を楽しもうと。かつては、ホントに社員旅行の定番観光地でした!観光客減少傾向が止まらなかった熱海市。これを機に新たな【魅力づくり】に躍起とか。JR熱海駅の7月の乗降客は約70万人と前年同月比4.8%の増加。海水浴場サンビーチの7月の入込は昨年の倍以上にもなったとか。凄い!課題はリピーターの確保ですよね。街歩き、食べ物や風景など熱海の楽しみ方を知ってもらうべく次々と仕掛けるのだとか。6月は路地裏や源泉をめぐる企画を開催。市長は【市民1人1人がおもてなしの心を持ち、観光客の満足度を上げたい】と話しているそうですよ。

JTBによると、’12年の夏の【安近短】スポットで人気だったのは、【海水浴場傍プール】、【旅館で子供客が仲居体験ができる】、本来の楽しみに、【+α】のある宿泊施設だとか。秋の行楽シーズンのキーワードは、【高質感】。ファミリー中心の夏と異なり、秋の主要客は景気にあまり左右されない富裕層やシニア層。【+α】を求める思いは同じでしょうけど、その中身は大きく異なって、【こだわり】を伴った商品や宿泊施設が人気になるのでは?この部分、夷隅郡市も含めた、房総半島全域で足りない感じを受けます。現在は其処迄は成熟しておらず、未だに、ヲタにでもTシャツを売りつけろ!ってレベルでしょうかねえ?

夷隅郡市でも、観光を担う(ハズの)組織が現存します。実態は(身内の就職斡旋とか、特定商店の宣伝とか)違うのかも?ですが、表向きは観光のための組織なハズですね。勉強会も良いですが、勉強会ばかり連発しても、それをどう噛み砕いて実践するのか?のアピールがありません。勉強会だけでは、お客様は呼び込めませんね?違いますか?現存する組織を放ってしまって、バイパスの様な、新生血管の様な、新組織を作るのも?と思います。新生血管は通常の血管よりも硬化し易く、内出血の温床になりますからね。現存組織と新組織で、また無駄な軋轢が発生しますしね!元々からの現存する組織は、本来の観光を担う組織に、名実共になって頂きたい、地域の者はそう思っていますって。

P.S 熱海市といえば、【秘宝館】!箱モノ勝負するなら、その位インパクトが欲しいです。熱海市では、ココに入ることで、大人への洗礼代わりにするのだとか?学校のくだらない性教育の授業よりも、よっぽど役に立ちそうですね!私は入館したことがありませんが。

写真は秘宝館入口。パクリです。

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