止めた方が良い、激しい環境変化

海森 寄与師老です。’06年の1月終わりと2月初めのことでした。業務には寒冷地テストというのがあって、この場合には北海道の旭川市の郊外の大雪山傍に出張するのです。

-15℃以下に気温が下がってしまったら、やってはいけないことがあります。代表例です。意外に知られていません。ホテルのドアの取っ手に手袋がくっついているのを観ますが、内地のお客さんが知らずに、繊維の手袋をして、くっつけてしまったものだったのですよ。それ以外、食べ物が美味いところなので、行けば必ず太ります。旭川市は内陸ですが、そんな気温なので、海産物やビールも傷まず流通しています。傷めないために温蔵で!この時には、昼間でも-27℃位まで冷えていました。もう寒いという感覚ではありません。

①繊維の手袋や素手はしてはいけない(金属に触れるとくっつく!)寒くても本革を使う

②手はポケットに入れていてはいけない(転んだときに大けがになる)転ぶのは当たり前このことからも本革が望ましい、繊維のものは氷が刺さるし、間違いなく濡れて凍る

③自動車のデフロスターは使ってはいけない(解けた雪が氷になってウインドウに堆積)

④深呼吸はしない(する場合には手ぬぐいやマフラー越しにする)

⑤冷蔵庫は温蔵庫(凍らせてはいけない物を保護するのに使う)

大体は月曜日から金曜日迄の5日間で終了する様に計画します。終わらないボリュームだったら、次の週にまた5日間行くのです。金曜日の15:00頃には羽田空港に戻ります。普段は栃木県にいるため、業務が17:30に終わったとしても、羽田空港に到着は早くても21:00にはなります。そう、業務終了後に移動では便がなく、沖縄県に行けないのです。行こうと思うならば、普通の業務があったなら、次の土曜日からということになりますね。旭川から羽田に出張終了到着後、マイレージを使い那覇迄便乗で個人旅行したのです。栃木県⇔羽田空港の無駄移動を1往復分削除出来るので、かなり合理的だと思います。

この時の那覇市の気温は+20℃程でした。旭川市と気温差は45℃以上にもなりました。到着したのは良いのですが、代謝機能が気温変化に追い付けず変な体調になりました。風邪でもないのに、体温が上がり、冷たいものを飲みたくて仕方ないという状態でしたよ。汗も出ないし、水分で腹が張って、尿も出ない、のです。ホントに初めての経験でしたね。次の月曜日と火曜日は休暇を取得したのですが、丸4日間も寝て過ごしただけで終わり。この後、30℃以上気温変化が起こる様な移動はヤメましたよ。

P.S 北海道⇔沖縄直行便は、’07年に日本航空が無期限運休しました。’12年10月28日から全日空が季節運行を始めました!また冬の旭川市には、台湾のお客さんがたくさんいらっしゃいます。旭川空港は中語オンパレードですよ!台湾や沖縄県からの移動は、私が体調不良になった、北海道⇒沖縄と同等の気温変化です!逆方向だとどうなるの?解りませんが、体調不良にならず、旅行を楽しめる様、心からお祈りいたします。

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