’11年12月4日JR烏山駅へと!

海森 寄与師老です。私が普段いる栃木県の鉄道を紹介します。JR烏山線(からすやません)です。でも栃木県の地理や歴史について疎くて鉄道の歴史も知りません。千葉県民、ですから。栃木県塩谷郡高根沢町の宝積寺駅と栃木県那須烏山市の烏山駅を結ぶJR東日本の鉄道路線です。宝積寺(ほうしゃくじ)、大金(おおがね)という縁起良い名前の駅があります。喜ぶだけの大多喜どころでありません。駅が8駅、車両が8両で、7福神をキャラにして、宝積寺駅以外の7駅と7両の車両に各尊、残りの1両に全ての尊が。そこまで【ありがたみ】の安売りしなくてもいいですよ!と思うのは私だけ?景色は似ていますが、いすみ鉄道よりも沿線に何もありません。吃驚は駅が綺麗なことです。内気な栃木県民は『あてがね!あてがよ!』といって前に出て来ませんが、身近の事なら(魚を綺麗に食べる事以外は)千葉県民よりは出来る感じです。もちろん他所で暴れるのなら千葉県民ですが、寒くなると、すぐ帰郷する癖があります。芯は意気地無しです。県内でしか暮らしたことがないと解からないと思います。【目立つ事ならしたがるが、駅の掃除はしません、千葉県民。】んー。残念ですね。【何所でも行ける、暮らせるハズと、暮らしたことない、千葉県民。】これも事実です。出かける能力は高いと思いますが、暮らす能力と別ものという認識がないですね。

’10年12月24日から、宇都宮運転所所属のキハ40 1003が国鉄気動車一般色に塗装されて運用入りしたそうです。’23年4月15日に烏宝線(現在の烏山線)が宝積寺~烏山間で開業してから88周年を記念したものだそうですがね。’80年まで運転されていた車両(キハ10系か20系?)の塗装である国鉄気動車一般色を再現した塗装です。’11年4月には2両目も予定だとか。このキハ40系は従来のDMH17系エンジンに代えDMF15HSA型搭載です。水平シリンダ予燃焼室式直列6気筒機関で、ターボ過給器装備で、220PS、DMH17系よりも20%出力向上しているが、大型化・重量化し、加速が悪い、燃費が悪い、電化区間乗り入れればダイヤ編成の邪魔、と酷評されたらしいです。前(ボロボロのキハ20系)の方が良いといわれたのでは、開発エンジニアの心中穏やかではなかったでしょうね。キハ40系は、登場時は朱色一色のいわゆる首都圏色(タラコ色)だったため、この塗装は初めてです。キハ10系か20系のレプリカを創るためにキハ40系の実車両を使いました、ということになります。少しは新しいホンモノの気動車で、色は懐古趣味で、組み合わせは初。何がホンモノで、何がニセモノだか?です。どちらが、よりホンモノか?で、【JR東日本よりいすみ鉄道】、【烏山より鳥塚】、ということになります。ですが、車両が本物でも、地域としては駅の掃除で負けてます。綺麗にしましょう!

12月4日にJR烏山駅に行きました。ちょっと同僚の野暮用でした。栃木県宇都宮市⇒芳賀郡芳賀町⇒芳賀郡市貝町⇒那須烏山市⇒塩谷郡高根沢町⇒宇都宮市、という道程で行ってきました。これでも40km程です。途中で【軽自動車】を見ました。いえ、乗物ではなく、運転手が、まさかでしたが。老眼ですが、遠くは良く見えます。それは本題ではないです。私にとって、縁も所縁もない場所です。JR烏山駅に行けば、キハ40が見られるかも、くらいの軽い気持ちで引き受けました。どうして、栃木県の駅は千葉県の駅より綺麗なんだろう?の答えも見つけられるかな?と思ったのです。気候が厳しいので、放っておいてもあまり草が伸びないのは事実です。春に生えた草は夏の炎天下で1度枯れます。秋に生えた草は冬の底冷えで1度枯れます。栃木県は草刈では相当楽が出来ますよね。あまり見ませんもの、刈り払い機。でもそれだけではない様です。綺麗なんだけれども、殺風景ということに気が付きました。栃木県民の掃除の能力が高いのではなくて、掃除をしないで良い様に使っている様です。気候が厳しいのは草木だけではなくて人間もです。あまり外に居続けず、家にすぐ帰る行動様式です。早い話が《出不精》ですが、ゴミも散らかしません。JR烏山駅に到着したキハ40から降りてきた方々は、蜘蛛の子を散らす様に、あっという間に何処かに消えました。《出不精》が良いかは別にしても、ゴミを環境に捨てる癖が千葉県民にはありますね!お互い注意しあって気を付けましょうね。

この沿線出身で、沿線にある駅名と同じ姓で、私の勤め先で海外出張を担当されていた女性がいらっしゃいました。 この方は呑み友達でありましたし、他の出張者の無駄な経費を見つけて教えてあげたりも、元になる請求書の英語を意訳してあげたりも。『まだ私、海外行ったことが無いの!連れて行って!』、『遊びに行ってまで時差ボケになるのイヤだ!』、『じゃ、韓国か台湾でいい!』、『1人で行けば!』、『私、栃木県民だよ!1人で県外に出られない!』、『群馬県にも行けないの?』、『うん。成田空港ってことば通じるの?』、『栃木弁は通じない』、なんて話をしていて、結局は行けず仕舞になりました。’09年に長野県の落石事故で亡くなられたからです。群馬県にも1人で行けなかったのに、『静岡県に連れてってもらうんだ!』といって休暇を取り出かけて行ったのが最後でした。享年32歳。葬儀の日が33回目の誕生日のハズでした。綺麗な方でした。残念です。

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