ヨーロッパミネラルウォーター事情!

海森 寄与師老です。ヨーロッパに行けば、必ず口にするであろう、ミネラルウォーターについて述べてみます。

イギリスは、ミネラルウォーターは軟水です。良くも悪くも日本と同じです。特に美味いこともありませんが、腹を壊すこともありません。もし、ヨーロッパで、お茶を入れたり、水割りでお酒を呑む場合は、イギリスのミネラルウォーターを選択するしかありません。イギリスで紅茶の文化が花開いたのは、インドを植民地化して搾取していたから、だけではなく、水の問題で大陸側に売り込めなく、仕方なくイギリス内のみ流通していたための様です。

対して大陸側は、ミネラルウォーターはほぼ全て硬水(フランスのボルヴィックだけはギリギリ軟水)です。炭酸が入っていない物は少数派で、高価です。硬度が高くマグネシウム(Mg)分が高いの(有名なのはフランスのヴィッテル)は、普通の日本人では下痢になったりしますが、私はなりません。どうしても、炭酸なしの水が飲みたい場合は、ハッキリと、【ガスなし】と頼みましょう。それでも硬水であることには変わりがありませんが。良く聞く、ドイツではビールは水より安いは、ホントです。炭酸の入っていないミネラルウォーターはビールに対し、量あたり倍の値段はします。炭酸入りはホンのちょっと高いだけですが、高いことには変わりがありません。

大陸側で水を買うと、大抵は炭酸入りで、最初はイヤだったです。ヨーロッパは乾燥しているため水分補給は必須です。繰り返し飲んでいるうちに、段々と好きになりましたね。もう、【ガスなし】では物足りません。高いですし。私の好きな物は、ドイツのゲロルシュタイナー(緑キャップ)と、イタリアのサンペリグリノです。日本でも買えますが、ゲロルシュタイナーは(銀キャップ)しか入っていません。《ゲロルシュタイナー効果》とかってことばもあります。ダイエットに効果があると?理屈が解らないのですけど?サンペリグリノはフランスのペリエより少し辛口です。

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