【新規】読んで!貰い錆の考察です!

海森 寄与師老です。ライダーにも、海の男にも、一般の主婦にも、万人に共通して関係しますから、何方様も是非読んでくださいね!【貰い錆】といわれる事象のことです。化学を使わずに解り易く述べますので。

ステンレス鋼と鉄(鋼、鋳)によって引き起こされるものが一般的で、生活の中で良く観ることが出来ます。ステンレス鋼は鉄に比べ酸化されにくく(電位が高い)、他の異種金属と接続すると電蝕します。ステンレス鋼のシンクに空き缶やヘアピンを置くと錆びますよね?ステンレス鋼でも、他金属と同様に、錆は錆を呼びます。水道水に含まれる鉄錆(水道管の1部)が定着すると、錆が進行します。海水(というか塩化ナトリウムNaClの溶液、醤油や血液も)が付着すると、電解液となり更に錆が進行し易いです。局所バッテリーですね。電流は取り出せませんが。

問題は鉄の方が、大きい、または高い、ステンレス鋼の方が、小さい、または安い、という場合です。

  • 鉄(鋼)の包丁とステンレス鋼の包丁やシンクに接触させて保管
  • 鉄(鋼、鋳)のフレーム・ボディやフォーククランプにステンレス鋼のボルトを締結
  • 鉄(鋼)の工具でステンレス鋼の船舶部品、海洋レジャー用品をメンテする
  • 鉄(鋼)の農具とステンレス鋼のガーデニング道具を纏めて保管

ステンレス鋼も、【貰い錆】をするのですが、鉄は更に錆易いです。 鉄の方が、価値が高い場合もあります。特に包丁は、現代では、鉄(鋼)の物は高級品で、ステンレス鋼の物は汎用品です。錆が進行すると強度が落ちますね。歯だけの錆なら研げますが。モーターサイクルで鉄(鋼、鋳)のフレーム・ボディやフォーククランプに、ステンレス鋼ボルトを締結する場合、鉄製ワッシャーを使い、犠牲材にしましょう。ステンレス鋼の船舶部品、海洋レジャー用品に鉄(鋼)の工具を使用の場合、工具を使用後は、水道水で洗い、乾燥させ、油を引かないと、残念な結果になります。ステンレス鋼の工具もありますが、取り扱いは鉄(鋼)の工具と同じにしないと程度の差こそあれ、結局は錆ますよ。

食品関連(包丁も!)、船舶部品、海洋レジャー用品、工具のステンレス鋼はJISにいうSUS316が使われています。陸上機械にはあまり使われていません。他のステンレス鋼との間に電位差があります。SUS316は他のステンレス鋼との接触も避けてください。シンクは高級品でSUS304、通常品はSUS430です。磁石で見分けます。SUS430はフェライト系なので磁性があります。SUS430だったら、【貰い錆】には、より気をつけましょうね。ステンレス鋼としては最も錆易い材質です。SUS304はSUS316と共にオーステナイト系で磁性がありません。したがって、SUS304とSUS316は素人には見分けられません(違いはモリブデンMo含有だけ)。材料が何であれ、包丁はシンクには接触させないことが望ましいです。

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写真は貰い錆してしまったステンレス鋼板です。

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