無事之名馬!

海森 寄与師老です。アルプスジイさん達の無茶っぷりは目を見張るものがありますね。私が最年少ですが、私がブレーキ役ですからね。私を含めても全員で9人だけの集合。前’12年にアルプスで知り合ってから、国内ツーリングも3回行い、今’13年もアルプスに。今秋も2回も国内ツーリングの予定。この方々の行動の共通点に気付きました。タイトな計画なのに、それより早い時刻にチェックポイント通過するのです。前倒し可能なんです。勿論、ペースが速いということもありますが、それは盛り込み済みなのです。では何故?

それは、トラブルが発生しないからです。トラブルとはマシーン・トラブルに限りませんよ!財布のしまい忘れ、携帯電話を落とす、検挙される、道を間違えてリカバリー出来ない、等のくだらないトラブルを含めても、全くトラブルが発生しないのですよ。当たり前ですが、道も間違えますし、道交法違反もしています。道を間違えてもリカバリーをする勘があり、取り締まりがありそうなところでは、夫々ライダーとして動物的に何かしら感じるのです。私でさえライダー暦が35年です。他の方はもっと長いです。現役ライダー続行していればマシーン・トラブルも大抵対応出来ますが、トラブルの前に対処しているということですね。

パンクもしません。パンクする人としない人がいる!今やロード車は大抵チューブレスで、その特性上、空気漏れが発覚した場所と時刻、異物を拾った場所と時刻は別ですよ?!低速の路肩走行時に異物を拾い、その後高速走行時に異物が貫通し空気洩れが殆ど。せめて、高速道路走行前だけでも点検していれば、最悪の事態は防止出来るのですが。高速道路で異物を拾うことはほぼないです。特に前輪は!釘が生えた落下物に乗り上げれば別ですが、それでは立派な事故!無意識に路面観察し、クリア路面を選択的に走行しているのでしょうね。『R300本栖湖手前トンネル入り口ペットボトル蓋落下気付いた?』と聞くと全員が解っていますからね。此処、かなりのペースで走行していたのですけど!

アルプス・ツーリング計画した時点で既に、【素人】ではなく、【選ばれし者達】といえます。英語以外のヨーロッパの都市に1人行くだけで、【旅行者】として、【選ばれし者達】です。更に走行環境が違う道路上をツーリングすることは一般的に述べれば、【冒険】ですね。ところが、このジイさん達、峠に行きヘルメット内の顔が笑っています。【日常】なんです。私は、ロード用ブーツの左足つま先がソールを超え革本体迄路面で削れてしまいました。右足はソールで済んでます。右側通行の右カーブはブラインドになることが多いからで。この行動も自分のコントロール下にありますよ。ブーツ修理代はコントロール外でしたが。トラブルがないからトラブルの対応が出来ない?いいえ、もっと上位の経験則に基づき、トラブルを回避しているのですよ。それこそが、【無事之名馬】ということなのですからね!

 

P.S このジイさん達とは、【クラブ】という形を採っていません。トレンドが発生する度に、プランナーを持ち回りします。アルプス・ツーリングの様な大きなトレンドであれば全員で。勿論、お互い何処の誰で、緊急連絡先迄は知っていますよ!ある程度危険があるので、至極当然です。結構重要なことですが、お互い本名も知らない、【クラブ】もありますね。

webの関係だけなら、(物理的な)事故は発生せず、ハンドルネームだけも良いでしょう。webの関係だけと、現実(物理的に車両で移動:自動車社会の一員になる)が混同され、かつ、個人情報保護法のことだけを拡大解釈しているのかな?と思われます。安全確保と緊急時対応の方が上位概念です!web時代の弊害?何かあることを想定出来ない?

今’13年アルプス・ツーリングの、ミュンヘン以外のホテルの手配してくれた、旅行代理店の担当者がライダーでもあり、【ジイさんズ】に入って貰い、来’14年以降は業務の中で、【ジイさんズ】管理して貰います。彼の本業は旅行業でプランニングは、【屁の河童】です。小トレンドのプランニングと参加まとめと各種手配迄やっていただけることになりました。

小トレンドは多くても年4回なので、ヨロピコ!知り合いに誘致しても文句はいいません。それで大きなトレンド時に本業の、【売り上げ】になれば、【持ちつ持たれつ】の関係です。と、その辺の、【クラブ】より、【立派な集まり】になって来ましたが、【クラブ】にはしません。何かの非営利団体にするのって、【陳腐】ですし活動のモチベーションも下がりますから。

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写真はミュンヘンのビーアー・ハレにて、【反省会】の最中。ココはとても広く、凄い人数。写真奥の低いところも人がびっしりです!未だオクトーバー・フェストでもないのにです!日本人にも有名である、マリエンプラッツの傍にあるビーアー・ハレではありませんから!ミュンヘンHbf(ハウプトバーンホフ:中央駅)の傍です。緑が多く街中のオアシス的です。尤も、そういう場所はミュンヘンに多いのですが、緑が多いビーアー・ハレというとココ!BMWとルフトハンザとDBの関係者が多く、観光客は殆どいません!ほぼドイツ人です!ココで呑むだけでもミュンヘンに行く価値があります。ブロイですが流通していませんし。

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