【新規追記】フレッチャ・チェレステという色!

海森 寄与師老です。過去の週末報告の、【投稿】を切り出しました。自動車の前の車検で代車はべスパGTS250ieでした。ピアッジオ製なので、北海道ツーリングで乗ったMP3とは同一メーカーで、同一エンジンなのです。2輪か3輪かはさておき、大きな違いは車重ですね。MP3は220kg、べスパGTS250は150kg!MP3は私が1人分は余計乗っているのに近いです!べスパGTS250は速い!国産の250ccのスクーター(太ったウナギイヌの様に観える?)を見慣れた目には小さいですね。イタリア製ですから色々不具合はあるでしょうが。

勿論、べスパGTS250を買ったとしたら、トリッカーとバッティングです。トリッカー自体が荷物の積載以外は万能で稼動頻度が高いですが、ほぼ同じ動力性能で荷物積載もバッチリ、オフロード走破性以外はトリッカー以上に万能になってしまう?同じ排気量だと、当然そうなるでしょう!べスパGTS250を欲しい気持ちを堪えましたが。ところがべスパにはLX150というのもあるぞ!これならGTS250の2/3の値段で済み、トリッカーとバッティングしませんね。車体サイズも小さいGTS250より、更に小さく、原付2種スクーター並み。LX150も気になり(トライアンフ仲間のセカンド・マシーンに)乗りました。スクーターはこの位の動力性能で良いですよね。最高速は2人乗りで(タンデム・ライダーはオーナーの男性で、私より小型軽量です!)メーターで100km/h。ホントにピッタリ。GTS250の最高速だと、同じく2人乗りでメーターで120km/h!でした。

LX150の3バルブ車の新色に、一般にフレッチャ・チェレステと呼ばれる色があります。ピアッジオで何と呼ぶか知りません。早い話、古いイタリアのコローレ・ナツィオナーレ。ビアンキの自転車が有名ですよね!直訳すると、【空色の矢】。アズーロ(アズーリ/複)はチェレステよりずっと濃く、日語でいう群青色と青色の中間的な青です。ウィキペディアによると、ビアンキは伝統的に、チェレステ(/伊:碧空、天空)ですよ、ビアンキ・ブルーとも呼ばれ緑色に近い、このチェレステの色の由来は、ミラノ・ブルーとも、先代のイタリアのマルゲリータ王妃の目の色から使ったとも、と書かれていますが。情報は自転車業界だけから集めた様で古い時代背景が解りません。私は、この件ウィキペディアより詳しいぞ。ビアンキは第1次世界大戦後にモーターサイクル業界にも進出したのです。勿論、時代の趨勢でGPレーサー迄も開発してレースにも参加しました。

オーストリア・ハンガリー帝国海軍解体に伴って、戦利艦をイタリア海軍に編入するため、イタリア海軍々艦用塗料である、【フレッチャ・チェレステ】を発注し過ぎ、余剰になったので民生で使ったのが始まりです。元々が国の船用の塗料ですから、イタリアのコローレ・ナツィオナーレにもなり得たのですね。ビアンキはモーターサイクルは撤退してしまいましたが、本業の自転車で使い続けている、という訳です。これホント。長い間には様々な話が(まさに、色々と)出来たでしょうし、色合いも段々と緑色が入って現在の色合いに変化していったのです。私は現在の色合いの方が好きですけどね!

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写真はLX150の3バルブ車新色。これ良い!

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写真はビアンキ・フレッチャ・チェレステ(の模型)です。1920年代当時最強350ccGPレーサー。モーターサイクルでは初のDOHCエンジン採用。最終的に500ccスーパーチャージャー付になりますが、その頃にはドイツ勢に敵いませんでしたけど。そもそも、このマシーンの名前が、【フレッチャ・チェレステ】です。イタリア海軍々艦用塗料の、【フレッチャ・チェレステ】にはこの色の方が近い、というか同じなのでしょうね。

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