【新規】バニラ効果に沸く僻地離島のこと

海森 寄与師老です。タイトルの、【バニラ効果】とは、離島でバニラ(ラン科)の栽培に成功し経済的に潤った、ということではなく、バニラ・エアが就航したことで交流人口が増え、離島が賑わい始めた、ということです。その離島とは、奄美大島を含む奄美群島です。JAL が羽田~奄美を1 日1 便運航していたところに、’14 年7 月よりバニラ・エアが成田~奄美に1 日1 便就航しました。バニラ・エア参入後もJAL 便数は維持しているのが注目点です。バニラ・エアはLCCで、フル・サービス・キャリアのJALより遥かに安い運賃で済みます。

’13年07月~12月と’14年07月~12月を比較すると、奄美~首都圏の旅客は1.84 倍に増加したとのことです。JALの乗客減少は極小で、バニラ・エアの乗客分が増加した様です。LCC の就航によってですから、20 代前半の旅客増加や個人客増加、成田空港からなので、外国人観光客数増加が見られるそうで。LCC旅客はフル・サービス・キャリア旅客と比較して若年層、低所得、観光目的が多いという特徴そのままです。奄美大島が成田空港と繋がることで海外からのインバウンド観光客の乗り継ぎの利便性が向上したためもあるでしょう。

奄美大島の海の綺麗さは、私の大好きな沖縄本島の比ではありませんからね。石垣島、西表島、竹富島、の八重山諸島(既に国立公園)を持って来ても敵いません。沖縄本島沖に浮かぶ、慶良間諸島(国立公園に指定されたばかり)級です。しかも、生態系が東洋のガラパゴスと呼ばれる位特殊で保存価値が高く、世界自然遺産になる可能性は、奄美>慶良間>八重山、の順になるでしょう。世界遺産の登録には当事国以外の重要メンバーの推薦が役立つそう(逆に邪魔した隣国の例もありますね!)ですから、成田空港に繋がり外国人観光客が訪れ易くなったことも追い風になります。

ダイバーは行く価値がありますが、実はサーフィンにも良い島なんです。ゲレンデとしては別になりますがアチコチで出会います。ダイバーとサーファーは交わることが出来ません。どちらも島を訪れる者が増加したら、どちらも気分が悪いでしょう。見えないバリア的な仕向け差を設ける手法が必要でしょう。モーターサイクル好きには、道路はとても良く、ワインディングもありますが小さな島なので、あっという間に走り終わってしまいます。レンタルのモーターサイクルのタマ数も少ないです。250ccクラスはありましたが、仲間とツルんでツーリング、ということは出来ません。鉄道はありませんので、【鉄ヲタ】は行く価値がありませんよ。まあ、何が趣味だとしても、一度は訪問してみてはいかかでしょうか?

P.S 日本国内で交通機関が街興し(というか島興し)に繋がった数少ない事例でしょうか。どこかの第3セクター鉄道では、ヲタ相手にギミックで売り上げを一時的に伸ばしました。しかし、ギミックに経費がかかり過ぎたのでは所詮、【虻蜂取らず】にしかなりません。ヲタだけが来て地域がそれで街興し出来ることもありませんね。余計にかかった経費を負担するため、より地域が疲弊します。S.FならぬE.F(エコノミカル・ファンタジー)でしかありませんでしたね。さあ、この後、誰がどの様に、【後片付け】してくれるのでしょうか?

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