地域自慢!みそピー!の考察?

海森 寄与師老です。私の出身は旧大原町です。いすみ市といっても問題ありませんよ。しかし、育ちは東京都の下町です。この背景で、部分的には知らないこともあった、というお話しです。

【みそピー】美味いですよ!生家では、婆さんか叔母貴(当時独身)が作ってくれました。どちらも地域の料理名人だったので、近所の方々も、落花生を持って貰いに来ましたね。この2人の作る料理は、親子なのですが全く違う味でした。私は子供ながらに、夷隅郡市の食べ物と思っていました。東京都では食べたことがなかったからです。

小学校4年から、1人で東京都から夷隅郡市に行き来する様になりました。これ以後に、房総東線の大網駅のスイッチバック解消、完全電化、外房線に改称が行われましたよ。そう、【みそピー】食べたいから、1人で鉄道に乗って夷隅郡市にやってきていたのです。鉄道に乗りたいから、ではありませんでした。

時代は変わり、最近知りました。夷隅郡市では、なんと学校給食で出るそうです。日常的に食べているのは知っていましたが、学校給食でも出るとは!私の勤め先の茨城県出身者に聞いたところ、やはり学校給食で出たそうです。茨城県でもそうなのだとすると、千葉県も夷隅郡市だけではなく、全体でそうなのかも知れません。

P.S 落花生の国内生産量の1位と2位は千葉県と茨城県です。千葉県だけで全国生産量の75%を占めます。千葉県産のうちの90%以上(全国の70%)が八街市産です。では、夷隅郡市の落花生畑は?産業として成り立っていないので、出荷用ではなく自家消費用として栽培されているのです。これらが地域に出回り、様々な食べ方で消費されているのです。同じ【みそピー】でも、カラカラ~シットリ~ベトベトのものまで様々です。耳垢の話ではありませんよ!夷隅郡市は全国的に見て90点以上にはなる、美味い食べ物がズラリ(イサキとキンメとマダコともち米は100点、うるち米は95点以上、イセエビは90点以上)ですが、落花生は八街市産を100点とすると、甘い採点でも80点くらいにしかならない。生で食すものでもないですし、それでも中国産よりははるかに美味いです。同じ千葉県内なのに、八街市産は圧倒的美味さなのです。だから日本一なのです。勝負になりません。

写真は惣菜として加工されて売られているもの。家庭とは違う美味さが。そりゃそうです。落花生は流通品なので八街市産ですからね。栃木県のスーパーでは見かけませんね。入手出来ないと思うと、食べたくなってきます。みそピー!

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