デンマークでは脂肪税を採用!

海森 寄与師老です。ヨーロッパ1位の肥満大国はイギリスですが、急浮上(良い意味ではなく)がハンガリーですよ。経済の自由化や、西側企業の進出、ハプスブルク家の元で同じ国だったオーストリアからの物資、などで急激に豊かになり、イギリスを越えてしまったのかも?統計の方が追いついていない可能性があるかも。そこで登場したのが、【ポテチ税】。主食以外で、《ファット・ファクター》(EUで売られている加工食品には記載)の高いものに課税するそうです。

さらに、デンマークは国民平均寿命延長のため、’11年10月1日から、【脂肪税】を導入、賛否両論を呼んでいますね。バターなどの動物性脂肪に多く含まれる、《飽和脂肪酸》を規定以上含む食品に対する課税を開始。政府は食生活の改善を目指し、心臓疾患等、生活習慣病予防のために、3月に導入を決定したそうで、脂肪への課税は世界初です。ハンガリーは、【ポテチ税】で、《ファット・ファクター》全体に課税、対してデンマークでは、【脂肪税】で、《飽和脂肪酸》に対してのみ課税なので《糖質》には課税されません。

痩せている人も、《ポテチ》や《バター》を食べることもあるでしょうし、《ポテチ》や《バター》を食べずに、主食を大食いして肥満になった人もいるハズです。規制や課税の理想は、結果(体脂肪率か量)に対し行うべきです。コレは要因(ファット・ファクターの高い食品や飽和脂肪酸の高い食品)に対しての課税で、それでもやらないよりは良いのでしょうか。お金を、脂肪変換し、体に蓄え、病気になり、治療費が発生、だったら先に国庫納税を。

運転免許更新(私の場合は再交付?)の講習で観る、交通安全ビデオは’70年代映像ですが、当時の日本人はオヤヂでも痩せていたことが解かります。観るところはソコではありませんが。40年程過ぎ、現在の日本では、子供でも肥満がいる国になりました。消費税率全体アップを議論していますが、デブ課税とかの項目別税率、デブ被災地支援とかの勤労奉仕、にすればいいのでは?と思えますね。

P.S ヨーロッパは、肥満対策課税する方法は有効だと思えますが、アメリカはエリートが痩せていて、下層の人々の方が肥満が多いのです。同じ方法では、下層の人々の苦しみが増しますね。しかし、日本でも導入検討すべきだと思います。タバコが健康に悪いから課税、なら糖質や脂肪にも課税しないと辻褄が合いません。

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