JR北海道のDMVについてですよ!

海森 寄与師老です。’08年梅雨時に異業種交流でJR北海道に行きました。爽やか!DMVとは、デュアル・モード・ヴィークルの略で、道路も鉄道も走れる車両のことです。

皆の興味は、ハイブリッド気道車でしたが、私はDMVだけで、特にエンジン制御に関してでした。ベースはトヨタのコースターで、ディーゼルエンジンのモデルでした。1廻り大きい、ヒノのリエッセの皮を被っていると思います。

鉄道車両はマスコンのノッチで出力を変えますが、自動車はアクセルペダルで出力を変えます。操作する位置が違うだけではなく、全負荷出力が同じ性能のエンジンでも、出力制御のノッチ/ペダル各位置固定での部分負荷出力特性を変えているのですが、DMVはそこをどうしているのか知りたかったのです。この出力制御のノッチ/ペダル各位置固定での部分負荷出力特性を創る機構を【ガバナー】と呼びます。【知事】と同じです。【公】に媚びへつらうことを【無上の喜び】とする輩が喜びそうな名称ですね!

オチはトヨタが設定した自動車の特性のまま、ペダル操作のまま、だそうですよ!理由はトヨタがECUの中身を公開しない代わりに開発に協力する、という契約になっているからだそうですが、下り坂の調速がかなり難儀だそうです。ピュー、っと加速してしまうそうで。びゅー、ではないです。

図は同じ性能のエンジンでの鉄道車両と自動車の、【ガバナー】の違い。素早く加速し、赤丸地点でクルーズするため、鉄道車両はマスコンのノッチを2にして待つだけで良い。負荷制御というより回転制御に近い。自動車の場合は大きくアクセルペダルを踏込み、赤丸地点に近づいたら次第にアクセルペダルを2の位置に戻さなければならない。また、勾配(図中の走行抵抗上下する)でアクセルペダル位置が大きく変わる。アクセルペダル位置を変えないと、速度が大きく変化する。では、自動車の、【ガバナー】はダメなのか?得たい加速度が道路事情や他の車両によって変化しますね。自動車は。【ガバナー】はオン・デマンド・アクセラレーションを狙った設定で、使い方で技術は違う形になるのです。線路の上で自動車の【ガバナー】は調子ワルいでしょうね!

写真は浜小清水駅ガイドウェイ待機中のDMV。カワイイ様な、ブサイクな様な、道路も、鉄道も乗りたくはない、ビミョーな乗り物。なかなかないです。乗りたくない乗り物って。

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