《トイレバイク・ネオ2号》カクイイぞ!

海森 寄与師老です。バイオガスってご存じですよね?生物の排泄物やゴミ、エネルギー作物等から生成されるバイオ燃料の1種です。非枯渇性の再生可能資源として近年注目されていますよね。

トイレ国内1位のシェアを誇る、衛生陶器メーカーのTOTOが、バイオガスを燃料にして、走行するトライク、《トイレバイク・ネオ2号》を開発したそうなのです。トイレに関わる不要なものをエネルギーに換えるというという考えのもと、人と会話するトイレをコンセプトとし、音声機能、音楽再生機能、LEDメッセージ照明など多くの機能を備えたトライクですよ。

これに対し海外メディアが、『日本で、なんとウンチで動くトライクを作ったと。しかも話す。これはクレイジー!』とか、『トイレが話すとはすごいアイデア。ライダーが便秘で燃料切れが心配な時に、トイレが慰めてくれるとはいかないが、運勢や天気予報は教えてくれたりする』と報道されたそうです。バイオガスではなく、排泄物そのもので動くトライク、と報道されても仕方ないか?《トイレバイク・ネオ2号》は、その名の通り、シートが便座ですから。

《トイレバイク・ネオ2号》は、’11年10月6日から環境負荷低減をアピールする長距離走行を開始したそうです。福岡県北九州市にあるTOTOの小倉工場を出発して、国東半島の黒津崎海岸にある奇岩《おしり岩》に参詣して、1,000km以上を走行して東京を目指したそうです。ライダーの排泄物ではなくて、別途準備されたバイオガスを燃料にしてですよ。という訳で、《トイレバイク・ネオ2号》を見かけた方は、ウンチの寄付は不要だそうで。

写真は《トイレバイク・ネオ2号》です。カワサキのエストレヤの250cc単気筒の様ですが、バイオガスが何なのかは不明ですから、燃料供給装置はインジェクションなのでしょうが、液体噴射か気体混合かは不明です。衛生陶器メーカーのTOTOは、凄い技術があると思いますが、内燃機関は専門ではないですよね。後ろに川崎重工がいますね?そんなのはともかく、コレはカクイイです!ライダーの排泄物をバイオガスにするプラントも小型化して搭載してください。そちらは専門に近いでしょう!

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