気を付けよう!海での落雷!でも?

海森 寄与師老です。海に落雷ってするの?との質問がありました。海にも落雷します。陸ほど多くはないですが、過去にもサーフィン中に被害に遭ったニュースがありましたね。高いものに落雷し易いですが、周囲に高いものがない場合、海や海岸にも落雷します。

海に落雷の場合、直撃による被害はもちろんですが、海水を伝い流れてきた電流が海に入っていた人に感電、その電気ショックによって気を失い、あるいは体が硬直し、溺れるという、2次被害もあります。海に落雷すると、そこから四方八方に電流が流れます。落雷点から遠いと弱電流になりますが、近いと強電流となり感電します。陸に落雷した場合も近ければ感電します。サッカーの試合中に落雷して、その周囲の選手たちがみんな感電して倒れたということがありましたね。身近では、大原はだか祭で。

サーフィンは姿勢が高いので危険です。姿勢を低くするため海の中に入るのも危険です。できるだけ速く陸に上がり、伏せることです。姿勢を低くして少しでも安全な場所に移動、最終的に建物や車の中に逃げ込む。湖や川でもです。船舶上の遭遇では、高い突起物から離れ、姿勢を低くします。岸に移動、危険がなければ上陸、安全な場所に避難です。ヨットの場合、マストから離れ、突風や落雷を受けないように雷の合間に、セイルやマストをたたみ、エンジン、舵、オール、突起物と離れ、姿勢を低くし、雷の去るのを待ちます。船舶落雷では船底に穴が空くことがあります。沖合での遭遇では逃げ場がありません。天候の確認を随時して、雷注意報が出ている時は、船舶航行計画は中止するべきです。

サーフィンに夢中になっていると、天候が急変していても波音でかき消されることもあり、なかなか気付かないものです。陸にいる人が、上がれ!と促すのが最も効果的ですが、声は通りませんし、沖を向いているかもです。海や湖や川に行く人はホイッスルを持っているべきです。サーファーならキーケースを首からぶら下げますよね?一緒の紐に通せば良いだけです。ウエットスーツの中に入れても邪魔にならない、扁平なモノがあります。私のはNATO軍タイプで、海に行く時には持って行きます。残念ながら、サーフショップ、ダイブショップにはなく、釣、船、ライフガード、スポーツ、の用品店にあります。海に行かない人も災害時用に持つべきです。携帯電話ストラップになる位小型のモノもあります。

P.S 海から上がり、陸に避難したら、そこで落雷、物凄い小さな確率で起こり得ますね。もう、運の話になります。海森のヤロウが変なこといわなければ、海に入ってたのによ!なんて思わないでくださいね!一般的には陸に避難するのが安全といわれていますよ!

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