ホタルの鑑賞についての考察ですよ!

海森 寄与師老です。我が夷隅郡市ではアチコチにゲンジボタルが生息していますね。私が子供の頃には家の中にまで飛んで来ました。もちろん蛍だけではなくて、色々です。蛍だけは、箒でそっと掬い上げられ、家の外に出されますが、しかし、他の昆虫は悲惨な結果になりますよね。何故か日本人は蛍が大好きですよね!私もなのです。

アメリカのオハイオ州では、大きい蛍がたくさん飛んでいますが誰も鑑賞しませんよね!その内で、ジェナス・フォトゥリス(/米)という種の雌は、他種の雌の光り方の真似をして、寄ってきた他種の雄を捕食するのです。木嶋佳苗的ですよね!練炭は使いませんがね。蛍全般のことはファイアー・フライ(/米)と呼称されていたと思います。蠅扱いなのです。日本の蛍は全て成虫になると餌を摂りません。幼虫時代に摂った栄養で生きています。人間のデブも、標準付近に痩せるまで、食べずにいられれば医療費低減が図れるのに。ヨーロッパにも蛍はいますが、雌は羽がなく(というより幼虫形態のまま性成熟する!)、雄は成虫形態になって飛ぶのですが光りません。飛ぶ+光る、ということがないのです。雌は幼虫形態で光るので、グロー・ワーム(/英)と呼ばれます。やはり鑑賞しませんよ。ディーゼル・エンジンに付いているのは、グロープラグですよ。混同しないでくださいまし。

蛍観賞が大好きな日本人の方々にお願いがあります。ヘッドライトを点灯したまま自動車で生息地に近付く、ハザードランプを点滅させる、懐中電灯を足下以外に蛍にも向ける、カメラのフラッシュを焚く。これらの行動は是非ともおヤメください。悪影響がありますよ。フラッシュを焚いたら蛍は写りませんしね。道路交通法や安全確保なら、そちら優先でも仕方がないことなのですが。自動車のハザードランプを点滅、蛍を引き寄せる輩までも。特にヘイケボタルは、ハザードランプに反応するそうです。夷隅郡市はゲンジボタルなので集まり難いですが、それでも好奇心のある個体は来ることがあります。蛍の繁殖行動の阻害になります。自動車に近付いてしまった後、生息地に戻れれば良いのですけど。

耳慣れないかもですが、光害(ひかりがい)が蛍減少・絶滅の大きな原因中の1つです。生息地には、最盛期の週末ともなれば、蛍の数よりも多いと思える見物人が訪れます。蛍は光る昆虫です。光により繁殖のコミュニケーションを図り、子孫を残しているのです。僅かな期間だけ、暗闇だけでしか、発光して、飛び、交尾する、ことが出来ないのですよ。ある市町村が、発生地で、【蛍祭り】を開催する際、道標にたくさん提灯を吊るしました。数年後に絶滅したのです。蛍の生態を知らなかったばかりに絶滅させてしまったのです。既に自然や生物を観光資源に商品化している、事業者、自治体、は観光客、カメラマンに対し注意喚起をお願いいたします。それも出来ないなら商品にするべきではないです。

P.S 少子化してしまうのは人間だけではありません。彼ら以外の光は邪魔者なのです!どんな生物だって、交尾の最中には懐中電灯の明かりを向けられたくはないですよね!密やかが愉しいのです!経験ない?ご無沙汰?それはアナタの問題。私は知りません。蛍ついでに、人間もムズムズすれば、少子化が少しは緩和、地域興しになりますけど!

図はゲンジボタルの雄の西日本型と東日本型の発光周期。西/1回/2秒、東/1回/4秒。ツヴァイ・タクトとフィア・タクトです。2ストロークと4ストロークといい変えても良いかしら?観察してみましょう!群れ全体でスタンディング・ウェーブの様な同期の仕方をしますよ。ある個体がコンダクターの役を担い、かつ全ての個体が音ではないオーケストラです!

  

図は左から、ゲンジボタル、ヘイケボタル、ヒメボタル発光パターン。暴走族のウインカーの様なのはヘイケボタルです。工事現場のパトライトの様なのはヒメボタルです。馴染みがありませんね!しかし、夷隅郡市にも、ヘイケボタル、ヒメボタル、がいるかもですよ!ヒメボタルは川のない草叢にいます。ゲンジボタルを観にいって観ることはないでしょう。

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