方向音痴?何でなの?ですね?

海森 寄与師老です。方向音痴といわれる方がいらっしゃいます。女性に多いのは確かですが、男性でもありますし、女性でも全くそうではない方も。私は方向ハレオトコなので、ヨーロッパ大陸中なら地図がなくても目的地に着くことが出来ます。方向が解るからです。どうして解るのかは説明出来ません。インスピレーションです。私の場合は東を感じます。他の3方はついでに幾何的に解る訳です。パリ、ベルリン、ブリュッセル等の大都市の中ではもちろん迷いますが、方向音痴とは違い、方向は解っているのに、道が解らないためトラフィック・シチュエーションで目的地から離れてしまうのです。これは誰でもそうですね。日本国内でも問題もありません。東京都内もバッチリです。宇都宮市内が怪しいですが。

シンガポールに同僚(男性)と旅行の時。シンガポール川倉庫群からオーチャード・ロードに行くのに、私は道が解っていたのですが、『道解りますよ!付いてきて来て!』と、同僚が自信たっぷりでした。最初から間違っていることに気付きましたが、付いて行くことに。何故?と抜かしていましたが(間違っているからだよ!)、着いたのは(現代)マーライオンの鎮座まします、マリーナベイ。狭いシンガポールでは、少し位効率が悪い方が運動不足の解消には良いです。散歩がてら同僚の方向音痴を楽しみましたよ。この同僚に聞くと、太陽の位置と時刻から方向を決めている様です。日本では通用しますが、赤道直下では太陽は正午に真上にあります。真逆に向かってもおかしくはありませんね。温帯で、かつ晴なら、方向音痴ではないのです。熱帯も、日の出と日の入りの時間帯は大丈夫です。

しかし、一般にいわれる、地図が読めない=方向音痴、ではないと思います。地図を読む能力も個人差がありますが、地図が読めなくても、目的地に着く能力というのもあります。良くあるパターンで、地図が読めても地図を観る機会がその道中にはなかったかもです。したがって、地図が読めない≠方向音痴、といえるのでは?と思います。ここでは、学習でどうにでも能力開発出来る、地図を読む能力、について述べません。方向音痴の方が、自覚する、指摘される、性格的特徴を纏めてみます。

●頑固、思い込みが激しい
・間違えたかもと思っても、やっぱり着きそうで戻らない
・間違えたかもと思っても、折り返すとさらに間違えそうだから、とりあえずそのまま行く

●生真面目
・まっすぐ進んで、と説明された道がゆるやかにカーブしている時点で、もうパニック

●道を覚えようとしない
・同行者がいる場合には、ちゃんと自分で地図も観ない。何も考えず、周りも観ない
・○×通り等、当たり前に知られる通り名でさえ、日常生活の中で知らないままスルー

●疑り深い
・100メートルくらい行ってから右折、と説明なのに、100メートル?不安でアレンジ

●せっかち
・意味不明のところでショートカットし迷う
・なぜか確信を持って、率先して逆方向に
・看板などをよく確認せず、正面玄関でなく裏口や関係者入り口から入る

どうでしょう?思い当たるフシはありますか?頑固で、真面目で、疑り深い、のは行動力のある方にも見られますが、行動力のある方は、せっかちではありませんね。自分にも、疑り深い、からであると思います。【急がば回れ】を自らに課し、結果、間違いが少ないのでしょう。間違えたかも?と思った時点、そこに至る道中や苦労のことは忘れて、スタート地点に戻るか、さらに道を尋ねて、そこを新スタート地点にする勇気が必要なんですね。何のアドバイスにもなっていない?それはそうでしょうね!私は方向ハレオトコですから。カーナビ(専用機)も持っていませんし、スマフォも面倒臭いのでナビ画面は出しません。

P.S 私も該当者ですが、方向と地理が理解出来る方の書いた、紀行文や地理的な文章には地図の添付と説明がありません。今のところ私は変える気はしませんが、これは誰にでも共通です。台湾・桃園空港と台北・松山空港の位置関係が解る方がいるのかな?と思ったもので。私は、桃園県や台北市や基隆市の地図が頭に思い浮かぶのですけど。私の文章はもっと酷く、複数の国々を1つに纏めて書いていますね。でも変えませんけど。それでも読んでくださる方々がいらっしゃるからです。方向と地理に明るい方々でしょう。

nati.kiley catacundaisey@mailxu.com