海森 寄与師老です。夷隅郡市に於いては、イベントの告知はするけれど、報告はなし、というパターンを良く観ます。観光を担うハズの組織でさえ、そうなのです。役場の慣例が民間まで浸透してしまっているのでしょうか?役場の真似なんかするべきではないです。《先の前立腺癌検査は大盛況の内に終了しました!》、なんてのは一々いいませんね!基本は告知迄が業務であって、来るかどうかは住民の勝手!というスタンスですから!役場の真似はともかく、何故なのか?そのままでは何が問題か?考察してみましょう。
5W1H(変形もあるけど)だけ解っていれば、【告知】は誰でも書けます。小学校1年だって可能です。告知しかしない、というのは、小学校1年と全く同等の所業でしかありません。告知だけだったら喜んでするのは、分析は全く不要、主観も全く不要、客観も全く不要、だからなのかな?と想像出来ますよね。観光を担うハズの組織も、役場の監督下だから役場と同じ価値観で終わってしまっているのでしょうか?業務なのに、そこ迄で終わっているなら、【給料泥棒】ですよね。その手のボランティアが、そこ迄で終わっているのなら、気持ちはさておいても実質は、【街興し】にはならなくて、【街沈め】になっちゃいますよ!
主客転倒させて、自分が観光客で、他地域の観光イベントに行く状況を想像しましょう。その地域のwebsite、観光を担う組織のblog、良く尋ねる集団のbbsとかを観ますよね?その際に、告知だけしか残っていない場合、どう思いますか?やってはいるらしいけど、【報告】はない。きっとつまらないんじゃない?だって主催側が、【報告】してないからね!行く価値なさそうだ、じゃ余所に行こう!となりますね。次に繋がる重要なカギなのです。分析の必要もありますし、報告者の主観も客観も入りますよね。余計なことまで述べたくない気持ちも解りますが、良くも悪くも、それらが網羅されていることが必要なのですよ。参加したお客様がbbsに書くだろう!ではなくて、イベント主催側の【報告】を期待します。予算の収支報告をしろ!ではありませんから。そのイベントがどうだったのか?ですよ!
新規観光客を狙うイベントで、重も必要なのは、今回こうだったから、次回ここを改善し、より入込数アップを狙おう、というPDCAを回すことにあると思います。準備や現場も大事ですが、それはイベント主催側の論理です。お客様には関係ありませんし、そこにも改善の余地があるかもです。結局、PDCAを回さないと、主催側の合理化も出来ず、毎回同じことの繰り返しになります。エントロピーだけ増大し、そのイベントの先細りに繋がります。PDCAを回すには、C(評価)とA(改善)が最も大変です。【報告】はCとAの簡略版です。逆に述べると、【報告】が出来るのなら、CとAは出来ている、ということになるのですよ。今回のCとAを踏まえ、今回のP(計画)を少し変更して次回のPにするのです。そうしたら後は、D(実行)あるのみ。汗をかいてください。ついでにダイエットまで兼ねちゃってね!
P.S 入込数が気にならない、トラディショナルな、スペシャルな、イベントもあるでしょうがそれはおいといて。夷隅郡市、いすみ鉄道、関連のwebsite、blog、bbs、sns、で【告知】をした場合に、【報告】まで実行出来ている方は、私が解っている範囲でたった2人です。1人の方は、業務なので、当たり前でしょうが、PDCAを回すのは、定常業務の範囲です。もう1人の方は、イベント主催側になることはない方(つまり、お客様)であって、全イベントを網羅していませんが(当たり前)、参加したイベントについては報告をしてくださいます。主観側より客観側意見で(当たり前)、参考になります。2人は余計なこと迄述べるので、物議を醸すことも、ままあります。【報告】をするということは、大なり小なりそういうことで。この2人は時々、攻撃対象を私にすることもあるんです。退屈しない人生のため役立っています。結構楽めます。それはそれで感謝しています。【告知】なしで、いきなり、【報告】というパターンもありますよね。戦略的な行動でしょうから、それはそれで、アリでしょうね!
図は5W1Hです。変形パターンも多いです。基本形はコレです。結構抜けがあったりね。
図はPDCAです。どの業界でも(多少の変形と単語の違いはありますが)使っています。