人の命はホントに儚いですね?!

海森 寄与師老です。私の育ちは東京都江東区です。東京都暮らしの末期に良く行ったドイツ・レストラントゥが住吉商店街にありました。15年程前の話になりますかしら。店は、【Stadt】(シュタット)という名でしたが。街という意です。

ここのマイスター、修行にミュンヘンに行った様で、ドイツの話も良くしましたね。お客さんはドイツ人よりオーストリア人が多く、独語で話しました。マイスターはバイエルンことば、私はヘッセンことば、お客さんはヴィーンことばで。楽しかったですね。東京都の夜はね。ひょんなことから、他にお客さんがいない時に、雑煮の話になり、なんか大原っぽいな?『もしかして、マイスター、千葉県出身?』、『外房?』、『勝浦?』、『御宿?』、『大原?』、なんて話になり、どちらも旧大原町で生家が近所であることが解りました。東京都江東区のお店には、【グッチ裕三】さんも来られましたね!母方で、いとこ、ということでした。

私が栃木県に転勤になり、千葉県夷隅郡大原町に自分の家を買い、栃木県と千葉県の往復が忙しいため、東京都で呑んだくれることも出来なくなりました。暫く後、住吉商店街に行ってみると、転居のお知らせが。転居先は夷隅郡大原町!本籍を知ってしまった後だったので、吃驚はしませんでした。早速行ってみました。【Stadt】という名のままでした。街という名よりも、【Land】(ラント:田舎)にした方が良いのでは?とは思いました。付近のお客さんは田舎の方々で、東京都とは違って、ドイツに行ったことなどはありませんね。英語と独語と伊語の違いも解りません。困ったことに、夷隅郡市の方々は、美味いモノを食しているので、舌だけは確かだと舌を巻いていました。田舎適応の、【洋食屋】になっていましたが、私の大好きなヴィエナー・シュ二ッツェルは豚肉の仕入先(アソコですよ!)が変わり、東京都時代よりも美味くなっていました。ヴィーンで食すより美味かったです。田舎の【洋食屋】になっても腕は確かだったのですね!

5年程前、【Stadt】の前を通り過ぎたら、店の看板が変わっていることに気が付きました。今度は、【Otto】(オットー)でした。伊語で8の意です。オットー・チリンドリ、で8気筒です。店名はオットと読ませる様ですね。ロマンことば同士なので、店の名前が変わったんだ?位にしか思いませんでしたが、【Stadt】のマイスターは脳溢血で倒れ、帰らぬ人になってしまったそうです。看板が変わった時点で、別の店になっていたのですね。この’07年は、休日の度に沖縄県に行き(’07年だけで19回)、あまり夷隅郡市に帰りませんでしたので、マイスターの近況は知らずにいたのです。マイスターは、私より10歳程年長でしたから、55歳程で亡くなられたということです。ご冥福をお祈りします。私も後何日かで51歳です。健康管理はしっかりとしましょうね!

P.S 【Otto】のマエストロは勝浦市の方で、【Stadt】のマイスターと知人同士らしいです。行きます。レストランオット〒298-0004 千葉県いすみ市大原8640 ℡0470-62-1014近々、引っ越しするかも?ということです。今度は勝浦市かな?

地図は大原駅からオット迄です。歩いて直ぐです。

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