成田空港第2ターミナルの不便とは

海森 寄与師老です。もしかすると’08以降にラウンジ側で対応されたかもですが。最後に第2ターミナルを使ったのは日本航空のデンパサール便で、’09年10月でしたが、この時は搭乗ギリギリだったため確認していません。スターアライアンスを主に使うため、今度は第1ターミナルの方が使う頻度が高くなり、この不便の恩恵?はなくなりました。

第2ターミナルは本館とサテライトがあり、これらを結ぶ連絡シャトルがあるのです。連絡シャトルといっても法的にはエレベーターであり、鉄道ではありません。本館とサテライトとは400m程の距離があり、この連絡シャトルがその接続を務めます。車内はちょっとした椅子があるだけの単なる箱という感じで、黄色車体です。ホームドアが装備されます。運行は3~5分間隔、路線は南北2本、連絡シャトル同時出発、中央付近交換です。

では、どういう不便かというと、ラウンジは本館とサテライトどちらにもあり、便によってはサテライトから搭乗の際には、ラウンジをサテライトに取ります。ですが、シャワーが本館だけに。『だったら、ラウンジに行く前にシャワーを使うか、シャワーを使うの止めろ!』といわれそうですが、邪魔な荷物を持っては入りたくないので、先にラウンジに荷物を置きたいですし、ヨーロッパ出張は現地到着後に業務があるので、シャワーは使いたいです。連絡シャトルは、入国時はイミグレーション前、出国時はイミグレーション後で、出国時、本館からサテライトに行ってしまうと本館に戻るのがヤヤコシイのです。

乗ったままなら戻れるか?あるいは、本館行きシャトルが来ているのにドアが開かない!何故?となります。入国側と出国側はぎりぎりまでフロアが違い、ホームはお互い対面、完全分離に気を遣っています。旅客の入れ換えは車内にセンサーやモニターがあって、それで管理しています。全員が車両から降りないと反対側のドアが開かないのですよね。本館に戻るには、

①サテライトでパスポートを提示して、出国フロアから入国フロアに降りる

②本館行きホームに上がり、本館行き連絡シャトルに乗る

③本館に到着したらパスポートを提示して、入国フロアから出国フロアに上がる

④晴れてシャワー、が可能

⑤再度サテライト行きに乗るのは手続き不要

どうしてこんなアホなシステムになったのかは知りません。空港会社スタッフも航空会社地上勤務スタッフもIDで通過するので、自分達は階段昇降する以外には困りませんね。私だけが困っていた訳ではなく、多くの方も打ち上げています。俺の、俺の、俺の話を聞け!2分だけでもいいといいたかったです。しかし、摩訶不思議な、【お風呂セットとパスポート】の組み合わせ、もうしないかと思うと寂しいものですね。

P.S 入国時はビジネスクラスで早く搭乗便を降りても、サテライト側に着いてしまうとこのシャトルがネックで、結局同便エコノミークラスと一緒になり、素早いイミグレーション通過はできませんでした。シャトルは廃止され、歩道でサテライトと本館のアクセスになったと。たった400mですからね。

munster.viva