【新規追記】台湾の鉄道の歴史について!

海森 寄与師老です。ある方の、【投稿】に間違いがありますので、訂正、というより、入れ知恵、をさせていただきますね。日本人(それも、知らなくもない者)が外国で変なこと迄を述べてしまって顰蹙を買わないためにも。是非読んでくださいね。

台湾の鉄道の歴史が今’14年で127年になるのは間違いありません。私も今’14年5月台湾行きで台北駅で確認しました。しかし、鉄道建設を開始し、開業させたのは日本ではないのです。私も日本が鉄道建設を開始し、開業させたと勘違いしていましたし、気が付いたのは今’14年5月で、つい最近のことですから、どの部分で間違っているかは直ぐ解答できますよ。

台湾の国鉄は日本時代に建設が始まったことに端を発していますが、日本の鉄道ができてから今年で142年ですから、日本が台湾に鉄道の建設を始めたのは、明治5年に新橋―横浜間に岡蒸気が走り始めてからわずか15年後。まだ、国内に幹線鉄道網が整備される以前から、台湾に設備投資を行っていたということです。

私は、日清戦争、日露戦争、日独戦争(第1次世界大戦の極東局地戦)の歴史に詳しく、日本の台湾領有からの119年と、8年ずれていることと、台北駅の地下駅化工事の興味から、台北駅周辺の鉄道遺構の見学をしたので気が付いたのです。127年前の明治20年時点は、台湾を統治していたのは清朝だったのです。鉄道建設を開始し、開業させたのも清朝です。勿論、鉄道を大伸延させたのは日本時代で間違いありません。清朝が開業させた当時の部分は、日本時代になって直ぐ、縦貫線の一部として再工事をしたため、清朝時代の遺構は残っていないそうです。遺構がないのも遺構なのかもですね!

民間交流アンバサダーとして活躍されているでしょうから、変な勘違いをしたままでは大きな恥になる可能性があります。【投稿】の文言を直せ!とはいいません(それ程の影響力はないかと思います!)が、認識はしておいた方がよろしいかと。台湾は日本贔屓なのは確かですが、もう既に存在しない国家である清朝贔屓の部分も多分にあります。そうでなければ、清朝の鉄道建設開始年を鉄道元年にしないと思います!清朝が征服王朝(君主が漢民族ではない異民族)だったから?なのかは調べ切れていませんが。ですから、日本が!と殊更強調するのも、あまり現地では述べない方がよろしいかとも。

 

P.S1 今’14年5月の台湾行きで、台北滞在中だけは私には通訳がいました。ですから中語の碑文も理解出来たのです。通訳というのは同僚です。彼は日台ハーフで母方の実家(新平市)に帰省中で、私が台北に着くと出向いてくれたのです。

P.S2 【ツルむことが目的のお友達ごっこ】の仲間では、間違いに気が付きませんし、気が付いても指摘なんかしません!どうです、これがホントの友情だと思いませんか!?確かに、フライドポテトの臭いには、私も、『おえっ!』とはなります!

西暦(年) 元号(年) 統治国家 鉄道歴(年) その年の大きなトレンド
1887 光緒13 清朝 0 台湾鉄道建設開始
1891 光緒17 4 基隆-台北間開業
1893 光緒19 6 新竹-台北間延長
1894 光緒20 7 日清戦争開戦
1895 明治28 日本 8 台湾日本に割譲
1945 昭和20 58 台湾中華民国に光復
2014 民国103 中華民国 127 現在
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