おおブレネリ あなたのおうちはどこ?

海森 寄与師老です。8月17日~ヨーロッパ出張に行きます。盛りだくさんで楽しみです。仕事は粛々とですよ。仕事じゃない部分ですよ。楽しみなのは。1番はユングフラウです。ユングフラウとは直訳すれば若い女性、転じて乙女、処女。楽しみなのは、若い女性ではなくて、山、アルプスですよ!

脳裏をよぎったのが、《おおブレネリ》の歌詞です。多分、元はヨーデルだったのでしょう。ミュンヘンのビーアーハレ(/独、ビアホール/英)の商業的ヨーデルなら聞いたことがありますが、本当の牧童のヨーデルは聞いたことがありません。それは、まあ置いておいて。一般に聞く日訳です。なんでスイスが英語なんだろう?と、ずっと思っていた疑問でした。イングランドやスコットランドやウェールズのリズムではないよな?と。

おおブレネリ あなたのおうちはどこ わたしのおうちはスイッツランドよ

《スイスは公用語が4つ5つもあり、それぞれを並べて書けないときには、共通の先祖ことばのラテン語で表記します。》と以前の、【投稿】で述べました。4つ5つあるといいましたが、スイス独語と標準独語があるためですが、実際には標準独語は公用語ではありません。正式名称は6つ、通称は、前述の独語2つが同じため5つに減ります。以下は通称です。英語はありません。スイスという日語はシュイスと発する仏語が転じたのでしょう。スイスの銀行のクレディ・シュイスを、クレディ・スイスといいますから、合っていると思います。

Schweiz(シュヴァイツ/独)通常はdie Schweizとして使われる

Suisse(シュイス/仏)

Svizzera(ズヴィッツェラ/伊)

Svizra(スヴィツラ/ロマンシュ)

Helvetia(ヘルヴェティア/ラテン)

調べてみますと、原曲は19世紀から伝わるスイス民謡、詩人で国民軍中尉のツィペリが独語の歌詞で1910年にスイスのルツェルンで出版、第1次世界大戦中に兵士達が愛唱、その後、アメリカで英訳されガールスカウトの歌集として広まる、日本でYMCAの歌集に収録され広く知られる、当のスイスではもう知る人がいない曲だそうです。スイッツランドという英語は日本に入る前にアメリカを経由したからだったのですね。疑問が解けました。

P.S この曲自体が替え歌の様なものですが、私の知っているものには次の様なものが。

おお計算機あなたの言語は何?私の言語はフォートラン 数値計算得意なのよ

ヤーーッフォー フォートランランラン

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