海森 寄与師老です。先の週末は千葉県夷隅郡市に帰っていました。11日朝に鴨川市に用があり、房総半島の海辺ではなく内陸を通りました。会所の森親水広場を通過した後で、催して来ました。ええ大の方です。かなりの秘境なので野垂れもやむなしでしたが、舗装林道で自動車を停めるスペースがありません。やっと麻綿原天拝園下駐車場に到着しました。
其処は大多喜町立のトイレがありました。しかし使用するな!の意思表示なのでしょうか?戸板が打ち付けてありました。かといって入れない程の密閉度ではありません。急を告げて来たので、【野糞セット】を用意してトイレに駆け込みました。【野糞セット】は自動車、モーターサイクル、山歩き、サーフィンで持ち歩いています。段ボールと新聞紙です。【野糞セット】は前’16年スイス行きではアイガー北壁下の野垂れに活躍しましたが、此処でも役に立つなんて思いもしませんでしたが。野垂れではなく、建屋の、トイレの、中なんですけどね。
タイトルは椎名 誠著、【ロシアにおけるニタリノフの便座について】のパクリで。詳しくはこの本をご覧いただきたいですが、簡単に述べると、ロシアでのトイレはおそロシア、ということです。ロシアだけではなくスラブ民族全体がそういうことですね。ラテン民族やゲルマン民族よりも圧倒的にトイレの使い方や掃除の仕方が汚いのです。ええ、それはオッタマげる程です。観光客を迎え入れる心構えのある国や地域なら先ずトイレの整備ね。ドイツ/フランス国境両側のトイレ合戦は有名です。オラが国のトイレの方が綺麗だ!と。スイスだったら山道にだってあります。さすがにアイガー北壁下にはありませんが。
観光で街興しだ!の自治体で、【おもてなしの心でお待ちしておりますので、「人と自然にやさしい心」でご利用ください】とのことですが、あのトイレの清掃状況ってないのでは?紫陽花の時期この駐車場は有料らしく、その間トイレも清掃されているのでしょうが、時期外れなら戸板を打ち付けて清掃もしないのでしょうかね?設備投資をしたのにメンテしないのでは、建屋だって痛むし、無駄な出費が嵩むと思うのですが。真冬に麻綿原に行く人は数える程しかいないでしょうが、既にあるトイレをメンテしていれば喜ぶ人がいるし、内浦山県民の森や清澄寺からトレッキングが出来る距離です。しかし、トイレがあれではトレッキングの方も鴨川市内で完結してしまって来てはくれないでしょう。口先だけの観光街興しに感じるのは私だけでしょうか?