ストラスブールLRTと計画のある街?

海森 奇与師老です。フランスのストラスブールも何度と行った街で。フランスのビエール(ビール)は不味いことで有名ですが、この街のフィッシャーというビエールは、主権が6回(だったと思う)ドイツとフランスの間を、行ったり来たりのアルザス地域圏の歴史から、ドイツビーアー同等の美味さです。現在の年齢や都道府県によりますが、小学校4年の国語で、【最後の授業】アルフォンス・ドーデ作を習ったのでは?この街が舞台です。街中に世界遺産があります。現在はフランス領ですがEUになってしまったので、どちらが主権国家でも同じですね。ヨーロッパ東線開通で、パリまでSNCF(フランス国鉄)のTGVで、DB(ドイツ鉄道)のICEで、フランクフルトやシュツットガルトにも行けます。逆の組合せも可能です。常に近隣のフランスやドイツ、スイスから、夏の行楽シーズンにはかなり遠いイギリスやアイルランド、北欧、東欧の方たちも訪れます。

この街のLRTは導入経緯がストラスブールモデルとしてかなり有名です。20万人程の小都市(コリン星程)ですが、ライン河支流イル川の川中島が旧市街で中心のため、皆が車を乗り入れると交通麻痺してしまうという特徴から、一度廃止された路面電車を復活させたものです。川中島の外側にパーク&リレーが多数あり、車1台で(乗車人数問わず)2.7€(約¥270)でLRTが乗り放題です。乗車人数が多く、経営は黒字なんだそうですが、LRTの運営が黒字なことよりもLRTとパーク&リレーがあるので、この街を訪れ易くなり近隣諸国から買い物客が増えて、経済活性化になったということです。これが重要です。これは、いすみ鉄道に置き換えて考えても興味深い内容です。私は経済のプロではありませんが、なにかヒントになりそうな?パーク&リレーとライド&サイクルを組み合わせると、パーク&サイクル?あれっ鉄道は?こうならない様にする手法も必要なのかもです?

私が普段いる栃木県の県庁所在地市は、南北にJR東北本線と東北新幹線が通っているのと東武が北側終点だという他には鉄道はありません。東北本線も東北新幹線も烏山線も日光線も東武も市内交通にはほぼ関与していません。県庁所在地市にしては不便で。人口約45万人。現役世代は1人1台車を乗り廻すため、たかがこの規模で、毎日渋滞。環境が過酷で、歩道整備、車道路側帯が悪いため、徒歩も自転車も使いにくい。せっかく平坦なのに。で、どこから湧いたかLRT計画。ストラスブールで栃木県庁所在市の職員と会ったことがあります。視察とかで。栃木弁みたいな仏語だな、アルザスの隣のロレーヌのことばかな?と思ったら本物の栃木弁だった。『レシート↑もらえっかな?→』と栃木弁でいっていたのが、流暢ではない、『レシュー・シルブプレ?』と聞こえました。意は同じだが。日語で?栃木弁で?通じません!でも栃木弁と仏語はイントネーションと鼻に声を抜くところは似ていますね。

私は街創りのプロではありませんが、第1儀は、街を便利にすること、と思います。推進はしているみたいですが、反対派もいて。ちゃんと議論していない様なのです。LRT利用が便利ならば、自ずと1人1台車を乗り廻す、という不合理は減るハズだと思います。市内の15km移動するのに60分もかかるのでは、経済的な損失が大きいため、会社をこの地から移転させようと思うでしょう。法人税収も減るでしょうし、雇用も減ります。オーストリアのハインツもこれが原因でこの地から撤退しました。反対派の論理は、現在のバス乗客の全員LRTに乗っても採算が合わないから、無駄な出費に終わるとしています。そのことだけに着目すればそれはそうでしょう。便利になるか、否か?全く議論されていないです。便利になれば、LRT事業単独で赤字でも、全体では経済効果があるといえるでしょうね。そもそも、バスが不便だからバス乗客も少なくバス便数も少ない。何が何でもLRTというのも設備投資が必要です。本式鉄道やモノレールより安いでしょうが。以前の街って昭和50年頃までは、鉄道駅の周辺に発展したのに、現在では国道、そのバイパスの周辺に発展する場が変わったのですよね。鉄道駅の周辺、と国道のバイパスの周辺、に乖離があって、行き来し難いと不便な街になるのです。まさに不便を形にした様な街ですよ。鉄道駅の周辺もJRの東西と東武の3ヶ所に分断されていている上連絡通路もない。移動は各個人の能力と労力に任されています。ですから時間通りに物事が進まない街です。住民も後天的に時間にルーズな性格になってしまいます。私が何をいっても、住民税は払っていないので、所詮は他所者の戯ごとです。もちろん勤め先を、【ごっつぉ】様した後は、この県や街に興味も未練も全くありません。主客入れ替わり、夷隅郡市が他所者に戯ごとをいわれるのは猛烈に腹が立ちますね。省みて栃木県庁所在市の皆さんゴメンなさい。でも、ホントに不便な街ですよ!

写真はイル川遊覧船。

写真はLRT。

写真は何故かお役人さん達をガイドをしている私。しかも、栃木県庁所在市の。

P.S ストラスブールと同じアルザス地域圏にコルマールという人口10万人程の小さな街があります。LRTはないのですが、街の中心は車で入れない構造になっていて、半径1km程のところに駐車場が豊富にあります。電気自動車(機関車)でワゴン(客車)を牽引した、ゴムタイヤのレールの不要な列車というのかバスというのか?と馬車がこの円の中を練り歩いています。平坦で車もいないことから自転車が便利です。必ずしも、LRTでなくとも、便利なら良いのでは?と思います。便利な街は、近づくと直感的に解かりますね。栃木県庁所在市程ではないものの、千葉市も苦手で。モノレールは好きなのですが。鉄道でなら乗り換えはします。JR千葉駅のトイレ臭が好きなのでね。用事としては免許とパスポートと労働局の絡みのみです。その他の都会的な案件は千葉市で用足ししない様にしています。千葉県民ですが。その様な案件は、東京都区部か那覇市かフランクフルトかロンドンで済ませます。千葉市に入り込む位なら、ソウルへ日帰りします。国際空港のある県ですもの!東京都にも近いですしね。市民には優しそうですが、県内からは行き難いです。那覇市は意外や意外、モノレールと徒歩だとかなり便利です。

写真はコルマールの車で行ける限界。

写真はコルマールの車が入れないエリア。

写真はコルマールの車が入れないエリアの馬車。

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