ハンダゴテと半田付けについて

海森 寄与師老です。半田付けは得意でした。電気が専門の方が観れば甘いかもです。過去形なのは、老眼になり細かい作業は確認が難しくなったからです。手先が不器用になった訳ではありません。20年程前迄ならば、例えばCDIやフルトラのユニットのプリント基板の改造もできました。今でもハーネス位なら難なく半田付けをすることが出来ます。

機械が専門のため、他の工具と同じ扱いをしていました。しかし、使い終わりでは熱く、直ぐには仕舞えませんね。ということで仕舞い忘れに起因する紛失を頻発していました。今迄で記憶にあるだけで、7本は紛失しています。一番最初は親父に貰った、《昔ながら》のハンダゴテでした。暖房に使えるんじゃないか的な勢いの発熱量の立派なヤツでした。道具は立派が最重要項目ではないですけどもね。親父は電気が専門ではありませんし、機械が専門でもありません。昔は何処の家庭でも1本はありましたね。普通のおっさんが普通に使っていました。今思えば、親父も老眼になったのを期に、私に譲ったのかな?

他の機械用工具は紛失が全くないことと対照的です。ということで機械用工具箱と別に、電気作業用の工具バッグを設けたのです。キッチリ隙間がない状態をノーマル状態とし、何か入れ忘れると隙間が出来る様にしました。これでハンダゴテの紛失は防止出来る?現在ではホームセンターで好みのモノを選んで買えます。機械用工具に対しては、1/100位の値段なので経済的損失はどうでも良いのです。火災原因になりかねないですから、キッチリ管理したいのです。

老眼鏡をすればいいんじゃね?の話もあるかもです。しかし、制御システムは高度化し、観えたとしても、機械が専門の者が、電気の領域に越境してまで、作業出来る物ではなくなりました。半田付けを行うのも、配線加工レベルのハーネス類に限る様になりました。老眼でも用は足せるのです。時代に救われた感です。

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