【新規】煩いモーターサイクルって何なの?!

海森 寄与師老です。大型モーターサイクルのライダーは何のためにマフラーを変更するのでしょう?煩くてたまりません。大型車は中型車よりも、同じ規制に合致しているのだとしても、走行中の騒音は大きいのです。私はあるツーリングクラブをヤメました。大型車のマフラー改造率の高さが納得出来ませんでした。改造内容が合法か非合法か、それはどうでも良く、煩いモーターサイクルが多数、【ツルむことが目的のお友達ごっこ】をしているのがナンセンスで知恵遅れに思えたので。

規制値も騒音測定方法も無負荷で回転を上げるだけの定義。原付でも中型でも大型でもですよ。この測定方法では走行中の負荷がかかった状態を代表出来ません。走行は大型車の方が大出力を使っています。排気ボリュームが多いのです。50ccに対して1,000ccが20倍のサイレンサー容量にはなっていませんよね?大型車は、アイドリングや無負荷では静かでも走行すれば煩いです。国産4社の形式認定ノーマルマフラーは、経年劣化しても保安基準の規制値に余裕があります。大型モーターサイクルでも静か。鉄屑(ハーレィ)は純正で保安基準ギリギリの音量のマフラーが付いているので煩いです。アメリカ以外の先進国仕向けでクレームが多く、かなり静かになったみたいですが。改造してしまえば関係ありませんが。

リプレースマフラーは基準が形式認定ノーマルマフラーよりユルく、世間一般では十分に騒音です。2輪業界団体JMCAが、わざわざユルい基準のままでいる様に食い下がっているのが実情。以前、排気音量規制に関して、国土交通省で行われた業界団体意見交換会で4輪業界団体JASMAは基準を厳しくしてもそれでも良いと述べていましたね。自動車用車検対応マフラーは、かなり厳しい自主規制基準(確か近接排気音86dB?)で製品開発していて、容易に対応出来るのでしょうね?JMCAは、『そうすると相対的にJMCAが悪者と思われるのでJASMAもJMCAの主張に話を合わせてくれ』とアホな主張をする始末。議事録が残る意見交換会でモーターサイクルの利益代弁団体がこんな発言をするとは日本のモーターサイクル文化が未だに未成熟な証拠ですよね。熟年ばかりのライダー達なのに社会的には未成熟というのはどうなんでしょうかね?

リプレースマフラーで、『JMCA公認マフラーなので騒音も問題ない』と述べる人がいますけど、公認で保安基準に適合することと、その騒音が合法かは別問題。騒音規制法では道路に面した住環境での騒音基準が60dB程度だったと思います。騒音を理由に近所に訴えられたら、ノーマルマフラーでも敗訴すると思われますよ!逆転勝訴の例はないそうですからね!私の栃木県のアパートの近所の住民が、某ハイブリッド車に乗っていますが煩いマフラーです。モーターで走り出して直ぐにエンジンがアシストします。この瞬間の騒音が許せません。4輪でJASMAマーク付きですから2輪より遥かに静かですが、かなりの騒音に感じますからね。必ずしも静かなら静か過ぎの方が良いということではありませんよ。安全上はある程度、騒音が出ていることは必須です。程度問題なんです。客観的に第3者に評価をしてもらう必要がある、ということです。

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