埼玉県秩父郡小鹿野(おがの)町

海森 寄与師老です。埼玉県秩父郡に小鹿野(おがの)町はあり、内陸(県全体もね!)の自治体です。東京都心からの距離、人口、面積、内陸、通り抜け自治体、であることも我が夷隅郡市の某町そっくりですが、鉄道は通っていません。なにもない以上にナイナイ尽くし。さらに、冬寒く、夏暑いのです。この町(埼玉県の方ね)の取り組みを紹介します。

この町は、【オートバイによるまちおこし事業】を行っています。小鹿野町の公式サイトに、『我が町にオートバイでお越しいただく方が年々増加しています。せっかく遠くから小鹿野を目指して来てくれるのだから、町ぐるみで《ウエルカムな気持ち》で暖かく迎え、気持ちよく帰ってもらおう、そして、また新しい仲間を連れて来てもらおう・・ということをテーマに、その、環境づくりをするために、【オートバイによるまちおこし事業】を、立ち上げました。』とのことですよ。嬉しいじゃありませんか。私もライダーの端くれです!モーターサイクルによるまちおこし事業を始めたきっかけは、【わらじカツ丼】がライダーに口コミで広がり、各地からライダーが集まることに気付いたことから始めたそうです。もうやっているところがある!と残念がらなくてもOKです。ツーリングに小鹿野だけに行ったりしませんから、パラレルになろうが、2番煎じだろうが、OKです。真似しろ、ということではありませんよ!どの様なネタであっても、主体者が、具体的に、動かないとね!あーだ、こーだ、うーだ、だけでは何も変わりません。bbsのアカウントを作っただけで何かしているつもりではね!そんなことは、小学校6年でも出来ますし、あくまでも、タダのツールでしかありませんよ。

此処も、内陸(県全体もだけど!)の自治体の例に漏れず、行政主導だったそうですよ。この事業も当初は町役場のイニシアチブで動いた様ですが、ある程度軌道に乗った時点で商工会ベースに変えたそうです。此処も観光協会と商工会ですったもんだある様です。役員は同じ人間が兼任もいるのです。いっそのこと2つの組織を1つにすれば良いのに?と思うのは我が夷隅郡市と同じです。観光協会と商工会で、お互いExcelでいうところの、【循環参照】をするものだから全く動けない。役員が同じだと、自分で自分を参照しているということです。そういう自治体では、先ず行政でも仕方がありませんが、必要なら、出来る範囲で、個人やグループでも活動しても良いハズです。行政の指示を待つ必要なんて全くないんですよ。しかし内陸では?津波が来そうな時、船を沖に出して避難させなくてはならないのに、行政の指示を待つ、なんて呑気でバカな漁師なんてのはいないのです!

中心的な事業だったのが、’09年5月2日に開館した、【バイクの森おがの】。’08年12月に閉館した町営温泉、【クアパレスおがの】の施設を再利用し、’20~’90年代の世界的にも希少なモーターサイクル約130台を常時展示、施設内には、【般若の湯】が併設されて、レストランやミュージアムショップも営業あり。駐車場や隣接する、【般若の丘公園】では、オーナーズクラブミーティング、雑誌イベントに利用されました。再利用も’10年9月30日で閉館とか。残念。私は入浴?したことはありませんでしたが、水着で混浴だったのです。内陸の自治体で水着姿を観かけることはありませんね。ライダーだけする方々の生態の範囲でも、水着になる機会はあまりないですよね。しかしライダーは健康で体力のある方が多いですから、汚い(失礼!)ライディングウェアを脱いで、仲間の異性の水着姿を観るために役立った様です。重ね重ね残念です。全体では上手く行った事業の中にだって、上手く行かない部分もありますよね。そりゃそうです!

P.S 上手くやって、いすみ鉄道なんか、【極潰し】だぞ!と見返してやれれば良いのに?と思うのですが、現状、【極潰しが極潰しを循環参照】です。行政主導では見返せない!上で繋がっているから。だからといって、何でもアウトソーシングにするのもどうかと思う?こちらは、我が夷隅郡市の内でも我が市の方です。こちらもツッコミどころ満載ですから。納税者としてクレーム付けたい事業までもが存在します。

地図は小鹿野町です。ピンクの部分です。

写真は閉館してしまった、【バイクの森おがの】です。

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