ユングフラウ鉄道群についてです!

海森 寄与師老です。’12年夏出張期間中の週末に乗ったユングフラウ鉄道群についてですよ。ユングフラウ鉄道全線開業100周年で(2週間程過ぎていたが)大層賑わっていました。伝えたいことが、たくさんあり過ぎて、全く纏まらなそうです。鉄道のこと、観光地のこと、自然のこと、環境保全のこと、ホスピタリティのこと、アルプスのこと、何がいいたいの?解らなくても、写真だけでも楽しんでくださいね。地名等の固有名詞は標準独語ではなく、現地のシュヴァイツァー・ドイチェでの読みを日語(カタカナ)で記します。正しい地名や、地理用語が、例として、ユングフラウ・ヨッホであっても、駅名はユングフラウヨッホです。この場合には、このままの方を取ります。

ユングフラウ鉄道群について、上手く説明出来る様な資料等が、旅行ガイド等にもなくて、この部分は私が纏めてみました。3鉄道を乗り継ぎ、ユングフラウヨッホ駅に行くのです。ユングフラウ鉄道群は3鉄道以外に含まれるものがありますが、ユングフラウヨッホ駅に行く場合は乗りませんので、ここでは割愛します。経営は1体化していますが、開業時期、ゲージ、ラック、車両限界、が違っているために其々の線路は繋がってはいないのです。ベルナー・オーバーラント鉄道(BOB)と、ヴェンゲルンアルプ鉄道(WAB)には、右回り、左回り、がありますが、急勾配のラックレール付き鉄道であることから、動力車と付随車の連結位置関係(動力車が下側)と座席段差位置関係の一定化で、其々の接続駅での直通運転は行われません。逆転してしまいますからね。ユングフラウ鉄道群は全て電化されています。スイスに多い水発電力を使っています。ユングフラウ鉄道(JB)においては開業当初から電化ですよ!ラックは、リッゲンバッハ方式とシュトループ方式で、アプト式ではありません。WABで景色が良いのは右回りです。往復でコース変更がお薦めです。

JBはアイガーグレッチャー駅よりも上では、全線トンネルの中ですよ。アイガーヴァント駅(トンネルの中)では、覗き窓から、アイガー北壁からの下界が望めます。アイスメーア駅(トンネルの中)では、覗き窓から、氷河を望むことが可能。終点のユングフラウヨッホ駅(トンネルの中)は、標高3454mでヨーロッパで最も高い駅。駅からスフィンクス展望台に上がれます。ここは素晴らしいですよ。メンヒの頂きの直ぐ傍、アレッチ氷河(世界遺産)も直ぐ傍、ユングフラウ4158m登山も可能です。真夏にスキーも可能ですが、私はしませんでした。千葉県民らしく、ハイテンションで雪にダイブしただけ。トンネルの中ばかりで、車内アナウンスが発達していますね。(アニメのアルプスの少女)ハイジが出てきて吃驚。なんか聞き易いなあ、と思ったら、私の母国語たる日語でした。軽い高山病になる様で、下りは皆さん寝てしまいます。トンネルの中なので暗いですし。JBはWABより、シート寸法に余裕があるんです。多分、寝られるようにということでしょう。

とにかく、混んでいます。鉄道に乗るだけで、3454mの標高迄行けるのですから、当然といえば当然です。これはアルプスの他の高峰にはないことです。WAB沿線の村々では、排気ガス発生する乗物の乗り入れが禁止されていますが、鉄道があるので困りません。冬はアルペンスキー・ワールド・カップが行われる程の世界的ゲレンデ、夏は一般観光、ハイキング(主に下り:鉄道で登る)、登山、それに、鉄道自体が観光資源でもあります。マッターホルン擁するツェルマット、モン・ブラン擁するシャモニー(フランス)、よりたくさんのお客様に恵まれています。70万人以上/年もユングフラウ鉄道群の利用者がいるのですから。平にならしても2,000人/日です。ケーブルカーやロープウェイでは無理ですね。自動車用道路はその標高迄は通じていませんし、環境保全意識からも、道路があっても乗り入れ禁止になっているハズです。道路の方が造るのはより簡単なハズですけどね!ユングフラウ鉄道群があることで、名だたるアルプスにあって、第1等観光地なのですね。更に、以前に、【投稿】しましたが、インターラーケンの【ホスピタリティ】です。そもそもは、JB建設時の工事人夫(イタリア人)の受け入れを行うことから、宿泊業が始まったそうで、その後は、観光地としての歴史の中で磨かれたのでしょう。

P.S 切符に関して、日本国内手配した方が良い、みたいな情報がありますが、圧倒的に高いです。1日券で¥2万程します。現地宿泊施設の割り当て切符が最も安いハズです。¥1.5万程になります。それに、日本国内手配では、日程変化の場合に許容されません。SFr.より、€の方がほんの少しの得でしたが、これは相対レートで如何様にも変化します。鉄道切符としてはもの凄い値段ですよ。往復でBOBとWABのコースは変えられますが、距離は往復で60km程でしかありません。それでも乗る価値ありですし、その通りだから混雑している訳ですね!ユングフラウ鉄道群は鉄道そのものの運行、運営だけではなく、クライネ・シャイデックの各種店舗、スフィンクス展望台のアクティビティも経営しています。地域の優良企業ですね。そうそう私の好きな、PBスイスツールズもこの地域の企業です。PBとは、パウル・バウマン(工具メーカーとしての創設者)です。見学は断られましたが。

表は私が纏めたものです。【地図中の記号】は下地図の路線に対応しています。

地図は拾ってきたものです。やっと日語のものを発見しました。

写真はインターラーケン・オスト駅でSBBのECです。バーゼル行きです。今回はパス。

写真はインターラーケン・オスト駅の時計。ドイツとスイスではデザインが違います。

写真はグリンデルワルト駅でBOBとWABの車両。

写真はクライネ・シャイデック駅から望むユングフラウ。

写真はクライネ・シャイデック駅から望むユングフラウ。JBの旧車両も入れました。

写真はJBのトンネルではない区間から望むWAB線路。

写真はユングフラウヨッホ駅上のスフィンクス展望台。メンヒの頂が直ぐ傍。日本人の様に観える方々は、韓国人の方々。『竹島返してチュセヨ!』いいませんでしたよ。

写真はユングフラウヨッホ駅上のスフィンクス展望台から望むアレッチ氷河。ヨーロッパで1位の規模の氷河だとか。確かに氷河は余所でも観たけど、これは凄いです。

写真はユングフラウヨッホ駅上のスフィンクス展望台。ユングフラウも直ぐ傍。

写真はユングフラウヨッホ駅。トンネルの中なのにハイテクなインフォマティオン。

写真はユングフラウヨッホ駅。不思議な列車待ちの状態。

写真はユングフラウヨッホ駅。スフィンクス展望台へのエントランス。

写真はJBの旧車両。といってもピカピカです。

写真は帰りのクライネ・シャイデック駅で下りに乗ってきたJBの旧車両。

写真は帰りのクライネ・シャイデック駅でWABのスタッフ達。女性が多いです。

写真は帰りのクライネ・シャイデック駅でWABの旧車両と新車両のラッピングバージョン。ユングフラウ鉄道全線開通100周年の冠スポンサーであるティソのデザインです。

写真は帰りのクライネ・シャイデック駅から望むアイガー北壁とメンヒです。

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