クララの街、私にとってのヨーロッパ!

海森 寄与師老です。かなり飛んだ話題です。ヨーロッパ出張でいちばん滞在が多い(700泊はした)街、ドイツのフランクフルト・アム・マインのことを書きます。

普段は千葉県に帰れないのに、出張に行く度に千葉県(成田市)から出発で。ヨーロッパ出張から帰国した次の日に上海出張なんてパターンもありました。帰国といっても千葉県(成田市)から出られず。新勝寺の参道のパブでカンタスのクルーとしこたま大酒を呑み、次の日上海便の出発を遅らせたのは私です。すみません、全日空さん。

日本人が一般的にフランクフルトといえば、この街のことを指すのですが、こことは別の、フランクフルト・アン・デア・オーデル、という街がポーランド国境にあります。国際的には、フランクフルト・マインとかフランクフルト・オーデルと呼んでいます。那智勝浦と上総勝浦の区別のイメージです。近郊では単にフランクフルトでOKです。千葉県内で勝浦といえば上総勝浦のことですものね。

アニメ【アルプスの少女ハイジ】の中でハイジが出かけて行ってクララと知り合った街ってことになってます。足が不自由なフランクフルトのお嬢が何でスイスの谷間にいったの?上総中野の少女が千葉市に出かけ、そこで知り合った、足が不自由なお嬢を上総中野に連れて行ったストーリーで、ちょっと拉致的。でも、スイスが舞台のアニメでドイツって?と思った方は多いでしょうね。後述しますが、ヨーロッパは隣国が時間的に近いのです。

 

写真は日本人がまず訪れるフランクフルト・マイン空港第1ターミナル名物巨大パタパタ。千葉駅や成田空港第1ターミナルのヤツの何倍もの大きさです。空港としてもヨーロッパでロンドン・ヒースロー空港の次の第2位(パリ・シャルル・ド・ゴール空港が第2位かな?)の旅客取り扱い量。貨物の取り扱い量はダントツの第1位です。

写真はフランクフルト中央駅外観。この街は第2次世界大戦で度重なる連合国軍の空襲にあったため全部が新作です。歴史的っぽいものも全てレプリカです。ヨーロッパというと古い街ってイメージがありますよね。ここではどんなに古い建物でも築65年未満ですよ。でも、私にとってのヨーロッパは、まずは、この街の風景です。

写真はフランクフルト中央駅の内部。駅としてはヨーロッパで1番の大きさで、地上に24番くらい、地下に6番くらいホームがあります。ここからヨーロッパ各地には鉄道で行けます。旅愁をそそる風景でしょ!

写真は、某航空会社クルーと会食中の図。鼻の下が伸びているので、顔はブラインドで。ツィゴイナー(/独、ヒターノ/西、ジターノ/伊、ジタン/仏、ジプシー/英、ロマ/自)のおばちゃんがやっているクナイペ(飲み屋)にて。おばちゃんは私の西語の先生でもありますが、私は高性能な生徒ではありません。

 

そんな、レプリカのこの街の素晴らしいところは交通の便の良さ。空港と街も近く、空港には近郊在来線駅と遠方高速線駅があり、東西のアウトバーン(A3)と南北のアウトバーン(A5)が交差するところが空港敷地の角です。ここは【フランクフルター・クロイツ】といって道路マニアに人気のポイントです。撮り鉄ならぬ【撮り道】がいます。そして鉄道も道路も速いんです。航空機が着陸するため空港に近づくとA3を走る車に抜かれるんですよね!タクシーはベンツのEクラスで200km/hで運んでくれます。さらにその自動車たちをICE(新幹線みたいな)は抜いて行きます。鉄道や道路で隣町どころか隣国もすぐ行けます。スイスのバーゼル(時計の見本市が有名)までだったらICEで2時間程度です。

街中交通もRバーン(外房線特急みたいな)、Sバーン(総武線快速みたいな)、Uバーン(営団地下鉄みたいな)、シュトラッセンバーン(都電みたいな)があります。総武線緩行に相当するものがないんです。うまく駅のピッチを設定し線ごとの住み分けで無駄な競争が起きない様に調整されています。首都ではない人口60万人ほど(千葉市の半分くらい)の街でですよ。そうそう、シュトラッセンバーンには、アプフェルヴァイン(アップルワイン/英)のヴァインケラライ(ワイナリー/英)借り上げの、飲めないなら何処でもいいから降りろ!の飲み放題車両がたまに走っています。車内は凄い盛り上がりです。素面で乗車すると面喰いますよ!先ずはフランクフルトの中心でビーアーを0.5l程入れてからが良いです。

ドイツでのインフォマティオン(案内)は空港も道路も建物内も全て同じデザインなんです。鉄道専用書体なんてありません。ただ、空港はトォアナンメル(搭乗口番号)全部を1ヶ所に掲示しますが、駅ではグライスナンメル(乗車ホーム番号)毎の表示になっていますよ。列車は列車番号の他に航空便番号(例:ICE6001/LH0909)がついたものがあります。500km程の移動は時刻で列車の方が便利で早い(駅の方が空港より街の中心に近い)ため航空会社の推奨が列車という場合も多いです。今までのヨーロッパ出張は、滞在が多く現地で休日もありました。鉄道や自動車で近隣諸国まで旅行もしましたし、暇つぶしに空港に行きブルース・ウィルスと飲んだこともありました。お母さんがドイツ人で一緒に里帰り中で。私よりも格段に下手なドイツ語が印象的でした。お母さんは達人(当たり前)でしたが。もちろん本人は英語(米語ね)なら流暢でしたよ。

フランクフルト以外も、ドイツではDB(ドイツ鉄道)のレンタサイクルがあります。乗り捨ててある、緑ランプの点いた自転車を見つけたら携帯から都市圏内の主要駅に電話して、乗りたい自転車のシリアルナンバーとクレジットカード情報を伝えると、鍵が遠隔操作で開放されます。超吃驚でしたね。駐車後再開錠のためのPINナンバーも教えてくれます。料金は10分で€0.06(約¥6)だったと思います。駐車のため鍵をかけると料金から除かれ、赤ランプが点いて使用中の表示に。同一都市圏内ではどこで乗り捨ててもOKです。長期出張中は良く使っていましたが、頑丈な仕様なため重いです。といっても体のデカいドイツ人にはどうってことないんでしょうけど。国吉駅のレンタル自転車も貴重な2次交通です。こんなに未来的ではないですが。

写真は次の乗り手を待つレンタサイクル。

lechuga346@mailxu.com