【新規】最近のヨーロッパの流行は中速列車!

海森 寄与師老です。【中速列車】とか、【中速鉄道】というカテゴリーや定義は日本にはありませんね。敢えて述べれば、京成スカイライナーの一部区間に160km/h運転区間が存在するだけですね。しかし、ヨーロッパには結構存在しています。専用線なのか、在来線の速度向上なのか、定義も様々ですが、ここでは最高速200~250km/h運行の列車としましょう。元々は、DBのICE4のことが気になり調べたのです。ICE3が320km/h運行の、【高速列車】に対し250km/h運行とのこと。

’17年12月からICE1とICE2の入れ替えになる様です。食堂車が編成にあるのが嬉しいです。ICE3にはブッフェしかないし。ICE1とICE2(最高速280km/h)の入れ替え用としては速度低下に思えますが、在来線区間はICE3も最高速は200km/hに制限されているので事実上変化なしです。後にはIC、ECの入れ替えにもなるとか。これなら大分速度向上代があります。ボンバルディア+ジーメンス製の電車です。SBBに納入のEC250も250km/h運行ですので中速列車ということになります。スイス~イタリア間でゴッタルド基部トンネルを通り、名称通りにECとして使われる様ですね。シュタドラー製の電車です。

イギリスの、【ジャベリン】こと、クラス395列車も最高速225km/hの中速列車(イギリスでは高速鉄道とされているが)です。この列車は逸話があります。’09年12月18日にヨーロッパを襲った大寒波で、英仏海峡トンネルを走っていたユーロスター(中身はTGV)がトンネル内で故障してしまい、500人の乗客と乗員がトンネル内に置き去りにされる事故が発生しました。救援のユーロスターも次々に連続故障したため、クラス395列車が英仏海峡トンネルへ向かい乗員乗客全員を16時間後に救出しました。日立製の電車です。この事故からの評判はうなぎのぼりで、クラス800列車(電車/気動車ハイブリッド)、クラス801列車(電車)も受注するに至りました。こちらは最高速200km/h運行でイギリス国内のICとして使われる様です。蛇足ですが、ユーロスターの新造車はTGVを止めてICE3新型(≠ICE4)にするとか。TGVはSNCFとKTXだけになるでしょう。

昨今、発展途上国で、【高速鉄道】の建設や入札のニュースを聞く様になりましたけど、何でいきなり高速鉄道なんだろう?と思いますね。何処もそれ程は運行距離も長くないため、【中速鉄道】で十分なハズです。途上国の見栄なんでしょうか?チャイナ人民共和国が供給側、になってしまったことで、【高速鉄道】が安売りされてしまい、市場が混乱したともいえます。しかし、チャイナ高速鉄道は、【安かろう悪かろう】の典型例です。本来の高速鉄道はかなり高い買い物なハズですからね。今後、カテゴリーや定義が固定し、技術が磨かれ、高速鉄道より低コストになる、【中速列車】、【中速鉄道】に注目ですよ。

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