航空便では耳抜きがおススメ!

海森 寄与師老です。私はこれでも、ダイビングのインストラクターで、かつ潜水士です。ダイビングのことなんて述べるつもりはありません!ダイバーなら既に知っていることで、この、【投稿】は飛ばしていただいて結構です。航空便も耳抜きをした方が楽ということ。

航空便は、今迄でおよそ300便程も搭乗したことがあり、全ての記録を残していますよ。航空便で、特に着陸に向けた降下時に耳が痛くなりますね?原因について述べますね。

◎巡航時:機内気圧(鼓膜外側気圧)=中耳内気圧(鼓膜内側気圧)

巡航高度では、機内気圧が下がるものの、(標高2,500m相当位には保たれてますが)巡航時は鼓膜内外圧力は釣り合いが取れているので、耳が痛くなることはありません。

▼降下時:機内気圧(鼓膜外側気圧)>中耳内気圧(鼓膜内側気圧)

着陸に向けた降下時には、機内気圧がだんだんと高くなって、地上気圧に近付きます。中耳内気圧が低いまま(巡航時の圧力)、鼓膜は機内圧力で外から押され痛くなります。ダイビングの潜行時も同様ですよね!ダイビングの方が圧力変化は大きいですけどね。

△上昇時:機内気圧(鼓膜外側気圧)<中耳内気圧(鼓膜内側気圧)

離陸後の上昇時に機内気圧が低くなる際には、中耳内気圧は相対的に高くなりますが、中耳内気圧は、耳管を通って、鼻の奥に開いた穴から比較的簡単に排出されるために、痛くなる前に鼓膜内外気圧の釣り合う構造です。ダイビングの浮上時も同様ですよね!

この耳管の穴は、空気は出やすいけれど入りにくいのです。先ずは予防です。痛くなってからでは遅く、その時点で鼓膜内外気圧差が大きくなり過ぎ、空気が通り難い耳管の穴から中耳内に空気を通すのは難しく、風邪等で鼻腔内に炎症や粘液があると、より難度が上がってしまいます。着陸に向けた降下時は気圧変化が小さい内、口を大きく開ける、開いたまま顎を横に大きく動かす、唾液を飲み込む、あくびをする、等で耳管を通します。お子さんの場合も、耳が少し変な感じがすると直ぐいわせれば、早め対処が可能です。私は航空便ではひたすら寝ていることが多く、着陸に向けた降下時に目が覚めるのも、この機内気圧変化によるものと思われます。すなわち、この方法では手遅れなんです。

前述の方法で、ダメな場合は、鼻をつまみ鼻に息をゆっくりと出す要領で、鼻腔内圧力を高めます。この方法を、【バルバルサ法】といい、ダイビングで行う、【耳抜き】と全く同じ。強過ぎは一気に耳管に空気流入し、圧力が高まり過ぎ鼓膜を傷付ける恐れがあります。ダイビング用のマスクは、鼻の部分が軟らかいシリコンで出来ているのはこのためです。また、鼻がマスク内にあるのは、マスク内圧力を潜水深度水圧に釣り合わせるために、鼻を通った空気を流すためなんですよ。ダイバーが航空便に搭乗しても、耳が痛いぞ!なんていわないのは、知らず知らず、【バルバルサ法】を行っているからだと思いますよ。この方法を行っていれば、行ったことさえ覚えていない位、自然に出来る様になります。

P.S 点鼻薬で鼻腔内の炎症を抑え、耳管の通りを良くするものもありますよ。風邪等で、かつ航空便移動が必要の場合(止めた方が良いが)は、お医者さんや薬局にご相談を。

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図は海面下の圧力変化と、飛行高度での圧力変化。高度と気圧が線形にならないのは、空気は圧縮性流体だからです。航空機キャビンは加圧されて、外気程は変化しません。図中の破線の変化分の、【耳抜き】が必要になりますが、海中の潜水と比較してみると、さほどの大きな変化ではありません。

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