【新規】メーター交換に伴うエラーコード消し方

海森 寄与師老です。トリッカーFI(というか現行のFIモデル)のメーター交換をすると、遭遇してしまう、エラーコードP042の消し方です。P042は速度検知異常で、警告灯が、【長、長、長、長、短、短】と光ります。

トリッカーのキャブレター時代には認定騒音対策をするために、加速騒音測定モード時には点火時期をリタードしていて、スピードメーターの信号線を切ると(リタードしなくなって)調子良くなったそうです。私のFIモデルではノーマルのスピードメーターを取り払っても何らドライバビィリティは変化しません。FIモデルは触媒付きの大サイレンサーになったので、消音性能がキャブモデルより高く、したがって、リタードするのはヤメたのでしょう。トリッカーの2chには、FIモデルもキャブモデルとスピードメーターの部番が同じで、同制御のハズだ!と書かれていますが、FIモデルではOBD-Ⅱが義務化されたため、スピードメーターセンサーが別の理由で必要になって、キャブモデルにもスピードメーターセンサーがあったので、そのまま流用しているに過ぎません。流用大好きヤマハさんですしね。

OBD-Ⅱとは、On Boad Diagnostics Ⅱ世代という意です。ECUベースシステム付きのモデルでは装備が義務化されています。日本ではJOBD-Ⅱとして’08年より義務化されました。

キャブモデルとFIモデルのスピードメーターセンサーの存在意義は変わりましたが、FIモデルではスピードメーターセンサーも故障検知の1つになったのです。ノーマルのスピードメーターを取り払うと、前述エラーコードP042が点滅してしまいます。点滅してもトリッカーFIにおいては何ら不具合はありませんが、他エラーコードが立つと見分けるのに時間も必要で、気分も良くないので消せるものなら消しましょう。サービスマニュアルの回路図でノーマルでは、【スピードメータースイッチ】ということになっていますが、ノーマルのスピードメーターを分解して(メーターケースの外し方が解らなくてバキバキに!)調べたら、5V印加式のパルスセンサーでした。交換した新メーターと新スピードセンサーも5V印加式のパルスセンサーです。車体側のハーネスの赤/緑に新スピードセンサーの信号線を割り込ませればOKです。後はイグニッションスイッチをONにしてフロントタイヤを回すか、エンジンで力走すれば消えますよ。

汚い手書きメモのレベルの図ですけれど、図中の左側がトリッカーFIのノーマルのスピードメーターセンサー回路です。スピードメーターセンサーの部分だけ抜粋しました。右側が今回変更したスピードメーターセンサー回路です。今回交換したメーターとスピードセンサーはエースウェルで、速度に対するパルス周波数はノーマルと同じなのは先に確認しました。速度に対するパルス周波数が違ってもOKだと思われます。パルスが入るか、入らないか、だけで故障検知していると思います。

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